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双语阅读:小说版《一公升的眼泪》第16回医院生活

时间:2012-07-23 15:52:37  来源:可可日语  作者:ookami

16歳--苦悩の始まり(16岁,烦恼的开端)

入院生活

初めて家を離れての生活が始まる。
五十歳くらいのおばさんとの2人部屋だ。「くれぐれもよろしく」と母が挨拶したので、一緒に頭を下げた。物静かな感じで寂しそうな目をしていた。どんな生活が始まるのが心配で、私は緊張気味。
夕方、おばさんと散歩に行く。桜の木に下のベンチに座った。葉の間から光が躍って見えた。ひどい近視なのではっきりと見えないけど、緑と白光の関係に"美"を感じた。そして葉を無造作に揺らす風に"変"を感じた。
病院生活にもだいぶん慣れたけど、何といっても消灯が九時、夕食は四時半と早い。ペースが変わり、あくせくと一日が駆け足で過ぎて行く。
筋電図(痛ーイ)、心電図、レントゲン、聴力検査と、毎日たくさんの検査をする。
広い病院内を迷子になるくらいあちこちつれて行かれる。でもうす暗い廊下はいただけない。気分まで暗くなってしまう。
いよいよよく効く注射を開始する、と山本紘子先生(現在、藤田保健衛生大学神経内科教授)がおっしゃった。注射の前後を比較するために、歩行、階段の昇降、ボタンかけなどを、16ミリカメラにおさめる。
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将来、私は何になるだろう、いや、なれるだろうか?
条件 一 体を使わないでできること。
   二 頭を使ってできること。
   三 収入が安定していること。
難しい。この三条件を満たす職業なんてあるだろうか。若いドクターが数人で、わたしをひねくりまわす。爪先立ちをして!目を瞑って立って!これ、できるかな?
そして骨盤がどうのこうの......。
あげくの果てに「おもしろい?」

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