双语阅读:《福尔摩斯之三桅帆船》第14回
私たちがその地点まで来るには、かなり長い時間がかかったので、私たちは誰もすくうことは出来ないだろうと心配した。まさにその通りで、その辺には、一双の快走ボートや幾つもの笊(ざる)や円材の破片や、そんなものが波の間に間に浮き沈みしていて、生物の影は一つもなかった。私達は失望して帰ろうとした。とその時、私達は救いを呼んでいる人の声を耳にした。見ると遥か彼方に船の破片に抱きついて、浮んでいる一人の男があった。私達はその男をボートの中に引き上げてみると、それは、ハドソンと云う若い水夫であった。彼はひどく焼傷(やけど)をし、ひどく労(つか)れていたので、翌朝まで何事が起きたのか彼から聞くことは出来なかった。
翌朝になって聞いてみると、その出来事は私達が船から去った後、プレンダーガストと、その手下達が、残った五人の捕縛者を打殺そうとして起きたことらしかった。まず二人の番兵は射殺されて、海にほうり出され、そうして三人の助手も同じ様にされた。そこで、プレンダーガストは船内に降りて行って、不幸な士官の咽喉(のど)をたたき切った。後に残ったのはただ一人第一助手だけであった。がその男は勇敢な、そして力の強い男だったので、プレンダーガストが血だらけのナイフを手に持って彼に近づいて行くのを見ると、彼は以前から出ようとしていた所の留置場を蹴破って、デッキをかけ抜けて後部の方にある監禁室に飛び込んだ。やがて大勢の囚人達が手に手にピストルを持って、彼をさがしながらだんだんおりて行くと、彼は手にマッチ箱を持って、口を開けた火薬箱の側にどっかり腰をかけていた。その火薬箱は船に積み込んだ百箇の中の一つで、彼は、もし彼が殺されそうになったらその中へ火を投げ込むぞと云っていた。そのすぐ後一分も立たないでその事件が持ち上った。ハドソンの想像で行くとそれは、その助手がマッチをほうり込んだのではなくて、四人の誰かが誤ってピストルを打ったためらしかった。がその原因はいずれであるにせよ、それがグロリア·スコットの最後であり、そして暴徒達の最後でもあった。
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