双语阅读:《福尔摩斯之证券经纪人的书记员》第8回
私はその大きな本を小側(こわき)に抱え、胸の中に矛盾した困惑した感情を持ちながらホテルに帰って来たのです。一方では確実に仕事をする約束をして、百磅(ポンド)をポケットの中に持っていながら、一方では、事務所の外見、壁の上に会社の名前が出ていなかったこと、それからその他事務家の注意しないではいられない部分などが、私のその雇主の位置に対して悪印象を残しているのでした。が、とは云え、よしどんなことが起きて来ようとも、私はお金を貰っているのです。そしてお見目得(みめえ)もすんでしまったのです。――私は日曜一日一生懸命に仕事を致しました。けれども月曜日までに、たったHの部までやっただけでした。で、私は雇主の所へいって、彼は同じ何の装飾もないガランとした例の部屋におりましたが、水曜日まで待ってもらうように話して帰って来ました。ところが水曜日になってもまだ終らなかったので、金曜日までのばしてしまったのです。――それが、昨日のことです。そこで私はそれをハリー·ピナー氏の所へ持って行きました。
「どうも本当に有難う」
と彼は申しました。
「思ったより仕事がむずかしかったかと恐れてた所です。この表は実によい私の助手になってくれますよ」
「だいぶひまがかかって……」
私は申しました。
「では今度は……」
彼は云いました。
「家具商の表をつくっていただきたいんです。家具商もみんな鉄具類を売りますからね」
「よろしゅうございます」
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