中日对照"天声人语":抚子日本 铿锵玫瑰
清楚(せいそ)にして繊細、されど芯は強い。そんな日本女性の美称が大和撫子(なでしこ)だが、現実が違ってきたのか、男目線が嫌われてか、めったに聞かれない。代わって時の言葉に躍り出たのが、上下を逆にした撫子日本だ。
秀丽而纤细,但内心坚强。具有这种品质的日本女性的美称是大和抚子,然而是现实不同呢?还是厌恶男性目光呢?很少听到这种叫法了。取而代之出现在时下言辞中的是上下颠倒的抚子日本。
今年の流行語大賞が、女子サッカー代表の愛称「なでしこジャパン」に決まった。けなげにして豪快な活躍は賞に刻むに値する。「日本中に希望と勇気を与えた」と授賞理由にある通り、なでしこの価値は未曽有の災害と表裏の関係にある。
今年的流行语大奖授予了女子足球国家队的爱称“抚子日本”。坚强英勇地奋战当得起这个奖。“给与日本希望和勇气”,正如颁奖理由所说的那样,抚子的价值和空前的灾害有着因果关系。
大賞を含む10傑の半分を、震災に関わる言葉が占めた。「3・11」「絆」「帰宅難民」「風評被害」、そしてACジャパンの広告「こだまでしょうか」。流行というより、使わざるを得なかった語句も多い。
有关震灾的词语占了包括大奖在内10佳的一半。分别是“3.11”、“羁绊”、“回家难民”、“舆论受害”以及AC日本的广告“回声否”。很多词语与其说是流行,还不说是不得不用。
言葉からたどっても、震災の年だった。ほかにも「がんばろう日本」「想定外」「除染」ときりがない。365日の70日目、年の序盤を襲った災いが、ただの卯年(うどし)を非常の色に染めた。
即便是从话语上追溯,今年也是震灾之年。其他如“加油日本”、“预料之外”、“排除污染”等不胜枚举。在365天中的第70日,袭击了一年之初的灾害,将普通的一个兔年染上了异常的颜色。
「今年の××」の発表がにぎやかだ。あるものは震災を意識し、あるものは何事もなかったように。ともあれ被災地にとって、それはまだ回顧の対象ではなく、日常である。仮設の住民は寒さと苦闘し、福島ではコメの出荷自粛が広がる。
“今年的XX”的声明接二连三。有人意识到了震灾,有人就当什么也没发生。总之对灾区而言,这绝非仅是回顾的对象,而是日常生活。住在临时住宅的居民和严寒奋斗着,在福岛,大米禁止出售又蔓延了。
絆、きずな。はやりものに終わらせたくない語だ。すべてをなくして、なお残る人の縁。大和撫子と同じく普段使いからは遠かったが、国民の心をつなぐ大役を担う。3・11で再生した言葉は、仮名で3字、漢字が11画。取るに足らない偶然が、今は愛(いと)おしい。
羁绊,Kizuna。希望它不仅仅是个流行语。失去了所有,还剩下人和人的缘分。和大和抚子一样,虽然远离了日常使用,但担负着连接国民内心的重任。因3.11而再生的词语,有3个假名,汉字是11画。虽然是微不足道的巧合,但现在却倍感心酸。
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