中日对照"天声人语":今日冬至 此岁无多
▼災いを恨んだ年の暮れ、来年の賀状のあいさつ言葉に迷う人が多い。「一陽来復」の四文字を選んだ方もおられよう。衰えの極まった太陽が復活に転じる意味で、凶から吉に向かう例えでもある。暦の上では、きょうが変わり目の冬至になる
▼年终岁末,很多人在抱怨灾难的同时又头痛该如何书写新年贺卡上的寄语。也有人会选择“否极泰来”这个四字成语吧。它的本意指衰弱到极点的太阳又死而复生,也可用于形容逢凶化吉的意思。在日历上,今天恰逢季节交替的冬至。
▼昔から、この日は柚子(ゆず)湯につかり、南瓜(かぼちゃ)や小豆(あずき)粥(がゆ)を食べて息災を願った。夏の太陽は冬には植物の実に仕舞われていて、それに浴し、食することで命を養う意味があるそうだ。すたれがちな習わしだが、これに限らず、厳しかった今年は「古き良き日本」に癒やされる人が多かろう
▼从前,到了这一天得泡泡柚子浴,吃点南瓜赤豆粥盼望着能祛病息灾。据说,夏季太阳能量都贮存在了冬季植物的果实里,于是就有了通过泡泡用这些果实浸泡过的澡水,吃一点这些果实来颐养天命的意思。尽管这已是不太盛行的习俗,可不仅这些,在此遭受严重灾害的今年恐怕会有更多人希望采用“古老优秀之日本”的传统习俗来治疗自己的伤痛。
▼そして、冬至を過ぎると師走も「数え日」となる。年内も指折り数えるほどになった日々を言い、せわしさは募る。先急ぎするような気持ちと、見送ってたたずむような思いが入りまじるときだ
▼冬至一过,岁末也就剩下“可数”的几天了。在此所谓掰着手指头数着过的年内所剩几天里充满的只有忙碌。这是一段急着想过新年与不愿送走旧岁两种情绪交错在一起的时光。
▼〈時計でも/十二時を打つとき/おしまひの鐘をよくきくと/とても 大きく打つ〉。それは今日という日が別れていくため、とうたう室生犀星の詩にも似て、歳(とし)と別れる12月の打つ鐘が、今年はひときわ大きい
▼室生犀星在诗作中吟唱道:“钟表/指向12点整的时候/仔细聆听年末敲响的钟声/荡气回肠”,这是因为今天这一天将离我们远去。与此相似,在12月辞旧迎新的时刻敲响的钟声今年听起来格外振聋发聩。
▼今日という日が〈地球の上にもうなくなり……茫々(ぼうぼう)何千年の歳月に連れこまれる〉と犀星の詩は続く。2011年も間もなく過去の歳月にまじる。忘れたいこと。忘れ得ぬこと。忘れてはならないこと。誰もがかみしめつつの数え日となる
▼犀星诗作中的后面几句是:今天这一天“将从地球上消失……进入茫茫几千年的历史岁月”。2011年也将于不久后加入历史岁月的行列。想要忘却的事情。无法忘却的事情。必须忘却的事情。年末的最后几天将成为所有人细细把玩的时光。
▼列島はクリスマス寒波の到来だが、冬至の日に一陽来復を願う心には、素朴な再生への祈りがある。早い日暮れに灯(とも)る明かりのどの窓にも、人の幸いがあればいい。
▼列岛迎来圣诞的寒流,但冬至之日祈盼一阳来复的心里包含的是对朴素再生的许愿。早早日暮华灯初上的每个窗口,人有幸福就好。
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