中日对照"天声人语":辐射蔓延 殃及池鱼
魚にも「十匹十色」の処世がある。大海を群れ泳ぐマグロやイワシが転勤族なら、底近くに居ついたカレイなどは個人商店か。才覚ひとつで太れるが、あたりが生きづらくなっても逃げ場がない
鱼也有“因鱼而异”的处世原则。如果说在大海中成群游动的金枪鱼与沙丁鱼是工作调动一族的话,那在海底附近定居的蝶鱼就属于个体经营户了吧。虽然凭借一己的聪明才智就能长肥,不过一旦周边的环境变得难以生存却也无可逃之地。
▼福島県沖でとれたアイナメ、ヒラメ等の底魚(そこうお)から、国の基準値を超す放射性セシウムがいまだに検出されている。放射能はしつこい。福島の漁師たちは、汚染調査のためだけに空しく船を出しているそうだ
▼在福岛县海湾捕获的鲶鱼和比目鱼等底栖鱼类检测出了超过国家标准的放射性物质铯。辐射真是纠缠不休。据说福岛的渔民们正是因为污染调查而白白出航。
▼よからぬ物を取り込んだプランクトンが海底に沈み、ゴカイや小魚を介して底魚に至る。セシウムはいずれ排出されるが、餌が汚れている限り魚の受難は続く。海底の土はあまり動かない。陸地のような除染も難しいという
▼吸收了不好物质的浮游生物沉入了海底,通过沙蚕和小鱼传给底栖鱼类。虽然铯早晚会排出,但是只要饵食污染了,那么鱼类的受难就将持续。海底的土是不会动的。据说像陆地那样排除污染是很难的。
▼〈鮟鱇(あんこう)の骨まで凍(い)ててぶちきらる〉加藤楸邨(しゅうそん)。底魚の宝は旬のアンコウだ。幸い基準値を超えた例はないが、大食らいの胃袋が気になる。確か国語の授業で、吊(つる)し切りを描いた村野四郎の詩「さんたんたる鮟鱇」を知って以来、悲しい魚と思うようになった
▼“吊起鮟鱇冻至骨 磨刀霍霍不留情”加藤楸邨。底栖鱼类的至宝就属当季的美味鮟鱇。幸运的是至今还发现超标的案例,但它这个大胃王很让人担心。我记得好像自从在语文作业中学了村野四郎的诗《悲惨的鮟鱇》,并知道要把鮟鱇吊起来切割后,就觉得它一种很可怜的鱼。
▼〈顎(あご)をむざんに引っかけられ/逆さに吊りさげられた/うすい膜の中の/くったりした死/これはいかなるもののなれの果(はて)だ〉。降り注ぐ異物を知らずに食(は)む底魚にも、くったりの形容が似合う
▼“残酷地拔掉其下颚,倒吊起来,在薄薄的膜里悲惨死去。这是怎样一种凄惨的结局呀”。对于不知落下来的异物而食用的底栖鱼类,凄惨的形容真是贴切。
▼原発事故は生活の場を奪い、汚染は深山深海に及ぶ。人類のはるか前から、この列島の沖で種をつないできた魚介類にも、とんだ災難だ。福島発の電気を無邪気に使ってきた当方、海の仲間にも謝らねばならない。食べ物ではなく、生き物としての魚たちに。
▼核电站事故夺走了人们的生活之地,污染漫延到深山海底。对于在人类出现的很久以前就在这列岛海里繁衍生息的鱼类,这是何等的灾难。思想单纯地使用福岛核电站所发电力的人们,必须向海里的伙伴谢罪。它们并非是食物,而是生物之一的鱼类。
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