中日对照"天声人语":咖啡的妙解
よく知られる「珈琲」をはじめ、コーヒーには数十もの当て字があるという。「可否」もわりと流布していて、獅子文六(ししぶんろく)がかつて「可否道」という、コーヒー好きたちの小説を読売新聞に連載した
据说,咖啡具有数十个借用字表达方式,其中包括最为熟悉的“珈琲”。另外,“可否”也算是使用得比较广泛的一种,据读卖新闻连载的一部描写咖啡嗜好者的小说记载,狮子文六曾经提出过“可否道”的说法。
▼作者は「可否」の当て字が好きだったらしく、登場人物に言わせている。「可否が、一番サッパリしているよ。それに、コーヒーなんてものは可否のどちらかだからな」。むろんこの可否は味の良し悪(あ)しで、国会審議を抜け出して飲むことの可否ではない
▼作者似乎喜欢把咖啡写成“可否”,故事中的人物这样说道:“可否(咖啡)的味道最为清爽可口。而且,咖啡这种东西要么好喝要么难喝。”当然,这里的可否是指味道的好坏,不是指可否从国会审议中开溜去喝咖啡的可否。
▼さて、その問題に加え、大臣としての可否も問われる田中防衛相である。野党の質問に「国会内でコーヒーを飲まない決意」を神妙に答えた。いい人なのは分かるが、知識を試されるクイズのような質問にもたつく。素人ぶりをあぶり出そうと言論の府もレベルを落としている印象だ
▼那么,除了此问题之外,作为内阁大臣,其可与否遭到质疑的是田种防卫相。面对在野党的提问,他巧妙地以“决心国会期间不喝咖啡”作答。尽管知道他是个好人,可是对于类似智力测试那样的提问却并不擅长。而企图使其显露出外行相的言论之府同样也给人留下了水平下降的印象。
▼防衛と安全保障は一国の大事である。その本流をおいて、脇の水たまりでメダカすくいをしているような論議では情けない。おりしも沖縄をめぐる米軍再編の見直しが動きだしている。普天間問題の、軽くはない局面である
▼防卫和安全保障乃一国之大事。好比不去大江大河捕鱼,反而在身旁的水塘里捞鳉鱼(一种很小的鱼,此处形容丢了西瓜捡了芝麻的行为),这种讨论实在令人鄙视。恰好正值围绕冲绳美军的再编开展重新评估的时期,普天间基地的问题所面临的局面也相当棘手。
▼20世紀初めのフランスの首相クレマンソーが、同時代の政治家2人を評して言ったそうだ。「ポアンカレは何でも知っているが、何も分からない。ブリアンは何も知らないが、何でも分かる」。基礎知識のおぼつかない防衛相には、励ましとなろうか
▼20世纪初的法国首相克列孟梭曾经这样评价同时代的2位政治家:“彭加勒虽然什么都知道,但什么都不懂。白里安虽然什么都不懂,但什么都明白。”这番话对于缺乏基础知识的防卫大臣而言恐怕是一种鼓励吧。
▼何も知らない、何も分からない、が最悪なのは言うまでもない。可か否か。秘書官を代えた効果にわずかに期待してみるが。
▼什么都不知道,什么都不懂,不用说这当然是一种最坏的情况。然而,究竟是可还是否?还需有待于更换秘书后的效果。
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