双语阅读:小说版《一公升的眼泪》第25回诊断(上)
私の診断(上)
感化神経症、涙腺故障、欲求不満症、男性恐怖症、自信喪失症……。
大きい声が出せなくなった。腹筋が弱くなったのか、肺活量が少なくなってきたのか、わからない。
行動半径が狭くなってきたせいか、自分が何を欲求しているのかよく分からない。だけど、何かやってみたい。やりたくてどうしようもない。がんじがらめのわたし。
親切にしてもらうのが苦痛でしょうがない。
放課後にWCへ行く時、Y子ちゃんがついてきてくれた。そのために、十分くらい遅刻させてしまった。「ごめんね、すまなかった」という気持ちのあとから「悔しい、情けない、なんでこんなこと一人でできんのやろう」と、怒りが強くわいてくる。
障害者だって同じ心持った人間だ。
耳が聞こえないのは不幸じゃない。不便なだけだ。
私は幸せになりたいから、普通の人と対等に勝負できるものを身につけなければいけないぞ!お前はまだ十六歳。若いんだからがんばれよ!
ホームルームの時間に、役員と係の選出があった。クラス四十五名、係の選出四十四名。
私一人あぶれたと思うとつらくなるから、天使の仕事をしようと考えた。
落ちてるごみを拾うこともできるし、窓を閉めることだってやれる。やろうと思えばやれることがいっぱいある。
私は病気に負けそうだ!
いや、負けるもんが病気なんかに!どんなに気張っても、明るく振舞おうとしても、まっすぐに歩いている先生、妹、弟、友達を見ると、自分が惨めになってしまう。
何か感動するものを求めて、一人でマラソンを見に行った。けど結局は苦しくなっただけだった。「走る」ことに哀愁を覚えた。友達が離れてしまう。不自由な体は大きなハンディだとしみじみ思う。
体育見学の時は、好きな本を読むことにした。
『おじょうさんこんにちは』(草柳大蔵)は、自分にとり入れられるところが真似したいと思った。
今、『ぼくは十二歳』(岡真史)を、自殺だけはしない、という心構えで読んでいる。
わたしは、考えなきゃあ生きていけないのです。“どうにかなるさ”って、言えないのです。
道を歩くのだって、どこをどう歩けば一番自分に適しているか、道順に無理はないか、掃除するにしても、自分にできる方法はないだろうか、能率的にやる工夫は……。
などなど、と考えてしまう。
自分でも亜也が気の毒になってきたよ。
でも半面、いいところだってあるもん!
そう思わなくっちゃ、やりきれん。
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