双语阅读:《哈利波特与魔法石》第3章猫头鹰传书4
バーノンおじさんは首を締められたような叫び声を上げて椅子から跳び上がり、廊下をかけ出した。続いてハリー――バーノンおじさんはダドリーを組せて手紙を奪い取ったが、ハリーが後ろからおじさんの首をつかんだので、三つ巴となった。取っ組み合いの大混戦がしぼらく続き、みんないやというほどスメルティングズ杖を食らって、やがて息も絶えだえに立ち上がったのはバーノンおじさんだった。ハリーへの手紙を鷲づかみにしている。
「物置に……じゃない、自分の部屋に行け」
おじさんはゼイゼイしながら命令した。
「ダドリー、おまえも行け……とにかく行け」
ハリーは移ってきたばかりの自分の部屋の中をグルグル歩き回った。物置から引っ越したことを誰かが知っている。最初の手紙を受け取らなかったことを知っている。だったら差出人は必ずもう一度出すのでは?今度こそ失敗しないようにするぞ。ハリーには名案があった。
壊れた時計を直しておいたので、目覚しは翌朝六時に鳴った。ハリーは目覚しを急いで止め、こっそり服を着た。ダーズリー一家を起こさないように、電気もつけず、ひっそりと階段を降りた。
プリベット通りの角のところで郵便配達を待てばよい。四番地宛の手紙を受け取るんだ。忍び足で暗い廊下を渡り、玄関へと向かうハリーの心臓は早鐘のように鳴った……。
「ウワーヮヮヮァァァァァ!」
ハリーは空中に跳び上がった――玄関マットの上で、何か大きくてグニャッとしたものを踏んだ……何だ?生き物だ!
二階の電気がついた。ハリーは度肝を抜かれた。大きくてダニャッとしたものは、なんと、バーノンおじさんの顔だった。おじさんは、まさにハリーのやろうとしたことを阻止するために、寝袋にくるまって玄関のドアの前で横になっていたのだ。それから三十分、おじさんはエンエンとハリーを怒鳴りつけ、最後に紅茶を入れてこいと命令した。ハリーはスゴスゴとキッチンに向かい、そこから玄関に戻ってきたちょうどその時、バーノンおじさんの膝の上に郵便が投げ込まれた。緑色で宛名が書かれた手紙が三通見えた。
「僕の…」
と言い終わらないうちに、おじさんはハリーの目の前でてがみをビリビリと破り捨てた。
バーノンおじさんは、その日会社を休み、家の郵便受けを釘づけにした。口一杯釘を食わえたまま、おじさんはペチュニアおばさんに理由を説明した。
「いいか、配達さえさせなけりゃ連中もあきらめるさ」
「でもあなた、そんなことでうまくいくかしら」
「ああ、連中の考えることときたらおまえ、まともじゃない。わしらとは人種が違う」
バーノンおじさんは、今しがたおばさんが持ってきたフルーツケーキで釘を打とうとしていた。
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