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中日对照"天声人语":擦亮双眼 鸟瞰世间百态

时间:2012-12-31 15:37:06  来源:天声人语  作者:ookami

オランダに長く暮らすモーレンカンプふゆこさんから、句集『風鈴白夜(ふうりんびゃくや)』(冬花〈とうか〉社)をいただいた。かつて小欄で、遠き日本を思う〈手の中に団栗(どんぐり)という故国あり〉を引いた作家だ。趣を異にする句が目に留まった。〈寒灯下(かんとうか)曲がってしまった曲(まが)り角〉

长期居住在荷兰的MoellenkampFuyuko女士给了我们一本名为《风铃白夜》(冬花社出版)的俳句集。曾经本栏目引用过一首这位作家思念远方日本的俳句“身居异国他乡,手中橡子故国”。还有一首别具趣味的俳句,“稀稀寒灯下,拐入街角时”。

▼仕事帰りの石畳、ふと街灯の下に佇(たたず)み、輝く粉雪を仰いでの詠である。寒灯とは、身も心も凍る夜、灯(ともしび)までが寒々しい様をいう。異国で離婚し、身の振り方を思案していた作者は、その凜々(りり)しさに背を押されたという。

工作回来走在石板路上,无意中站在路灯下,抬头看着晶莹的纷纷落雪,有感而发。所谓寒灯,就是在这冷彻心扉的夜里,连灯光都是冷冰冰的。作者在异国他乡经历了离婚,思考着今后的生活,诗句中体现了作者的凛然之气。

▼人生の岐路や曲がり角は、通り過ぎて分かることがある。それは出会いであり、別れであり、回想の森で行き着く誰かの言葉かもしれない。時代にも曲がり角らしきものがあるが、こちらはさらに漠としている。

有时人生路上的岔道与拐角,只有经历了走过了才会知晓。或许是邂逅,是离别,亦或是回到记忆森林的某人的话语。虽然每个时代也有类似的转角的东西,但是我们却茫然不识。

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