今年７月に起きた墜落事故以来、運航を中止していた埼玉県の防災ヘリコプターが９日朝から運航を再開した。

　埼玉県では今年７月、埼玉・秩父市の山の中で遭難した登山者を救助していた防災ヘリが墜落し、隊員５人が死亡した事故以来、防災ヘリの運航を中止していた。その後、訓練を段階的に積み、事故による隊員の精神的な動揺も活動できる状態に回復したとして、９日、約４か月ぶりに運航を再開させた。運航再開を前に、８日は埼玉・上田県知事が隊員らを激励に訪れた。

　防災ヘリは、運航再開後の最初の任務となる福島県での訓練に参加するため、９日午前７時半ごろ、飛び立った。