中国・上海にある高層マンションで１５日、火災が発生し、これまでに少なくとも４９人の死亡が確認された。

　火事は１５日午後、上海市内中心部にある２８階建ての高層マンションで起きた。地元メディアによると、火は建物の大部分を焼き、約６時間後に消し止められた。この火事で少なくとも４９人が死亡し、９０人前後がケガをしたという。このマンションは教員のための寮として使われていて、すでに退職した教員が多く住んでいた。死亡者の多くが高齢者ではないかとみられている。

　マンションでは、外壁の改修や断熱材の取り付け工事のため竹で足場が組まれていたが、この足場の下の方から火が出たという。また、断熱材に火がついて燃え広がった可能性もある。工事中に起きた何らかのミスが原因で火事が起き、住人の高齢者らが逃げ遅れたのか、警察と消防による原因究明が今後、進められる。