昨夜（７日）の地震で停電が起きた山形県尾花沢市で、酸素吸入器をつけて自宅で寝ていた６３歳の女性が死亡しているのが見つかるなど、地震の影響で山形県と宮城県で合わせて３人が死亡しました。また、警察庁によりますと、１３２人がけがをして手当てを受けています。

    警察によりますと、山形県尾花沢市の住宅で、今朝、酸素吸入器をつけて自宅で寝ていた６３歳の女性が死亡しているのを、近所に住む親戚の男性が見つけました。尾花沢市では、地震の直後から広い範囲で停電しており、女性が見つかったとき、酸素吸入器は動いていなかったということです。警察は、停電の影響で酸素吸入器が止まったのではないかとみて調べています。また、宮城県石巻市にある石巻赤十字病院では、地震のあとの今日午前０時半すぎから２時までの間に、８５歳と７９歳の男性２人がいずれも心肺停止状態で病院に運ばれ、死亡が確認されました。病院では２人は地震によるショックで死亡したのではないかとみています。また、警察庁によりますと、この地震で東北地方で合わせて１３２人がけがをしました。このうち１７人は重傷だということです。また、宮城県で住宅４棟が全壊したほか、火災によって宮城県と岩手県で住宅合わせて３棟が全焼しました。