前原外務大臣は、外国人からの違法な政治献金を受け取っていた問題で責任を取りたいとして、昨夜（６日）、外務大臣を辞任する意向を菅総理大臣に伝え、了承されました。菅総理大臣は、後任の人選を進め、態勢を立て直したいとしていますが、野党側は、菅総理大臣の任命責任を追及することにしており、菅政権は一層厳しい立場に追い込まれることになりそうです。

    前原外務大臣は、在日外国人から違法な政治献金を受けていた問題について、責任を取りたいとして、昨夜、外務大臣を辞任する意向を菅総理大臣に伝え、了承されました。このあと、前原大臣は記者会見し、次のように述べました。

    金額の多寡に関わらず、また事実を認識していなかったといえども、外務大臣の職にある政治家が、外国人の方から献金を受けていたという事実は重く受け止めざるをえません。」

    菅総理大臣は今日も、参議院予算委員会で平成２３年度予算案の審議が行われることから、当面は、みずからか枝野官房長官が外務大臣を兼ねる形にしたうえで、後任の人選を慎重に進め、態勢の立て直しを図りたい考えです。