中日对照'天声人语':多国介入 局势动荡
10日ぶりに二番手のニュースを取り上げる。曽野綾子さんの『アラブの格言』(新潮新書)にモロッコの警句がある。「判事の下男が死ねば皆が弔いに行くが、判事の葬式には誰も行かない」。なるほど、権力者とは悲しいものだ
10天来第一次重拾退居第二位的新闻。曾野绫子女士的《阿拉伯格言》(新潮新书出版)一书中包括有摩洛哥的警句,“法官的仆人如果死了人们都去吊唁,可是谁都不参加法官的葬礼”。确实如此,所谓当权者其命运是悲惨的。
▼権力者に従う者はもっとつらい。とりわけ権勢の末期である。リビアでも今ごろ、カダフィ大佐の側近らが右往左往しながら、身の振り方を案じていようか。反体制派を追い詰めるリビア政府軍に対し、英仏米などが空海から一斉攻撃に出た
▼当权者的追随者则更惨,特别是到了权势的末期。在利比亚也是如此,当前,卡扎菲大校的亲信们或许正走投无路地为今后的命运而担忧。对于欲将反政府派赶尽杀绝的利比亚政府军,英法美等国从海空共同发起了攻击。
▼反政府の動きは東部ベンガジから広がったものの、武力に勝る政府軍がたちまち盛り返し、蜂起の市民がひどい目に遭う矢先だった。そこに、多国籍軍の「人道的介入」を認める国連決議である
▼尽管反政府派的行动在东部的班加西不断扩大,可军事实力更胜一筹的政府军很快便卷土重来,眼看着高举义旗的市民陷入了遭遇厄运的险境。这时,联合国决议承认了多国军队的“人道主义介入”。
▼「アラブ民主革命」はチュニジアに始まり、エジプトの長期政権を倒し、アラビア半島に飛び火した。盤石にも見えたリビア独裁体制の行く末は、北アフリカと中東の明日を占う。欧米も勝負どころと踏んだようだ
▼“阿拉伯民主革命”由突尼斯开始,使得埃及的长期政权倒台,并波及阿拉伯半岛。坚固的利比亚独裁体质的前景决定着北非和中东的未来。欧美也踏上了一决胜负的时刻。
▼40年におよぶ己への畏敬(いけい)と服従。その源泉が人徳なのか強権なのか、葬列の長さを思うまでもなく、カダフィ氏にも見当はつこう。大佐だからといって、多くの国民を道連れに戦死を選ぶことはない。白旗の用意をお勧めする
▼长达40年之久对自己的敬畏与服从,其源泉究竟是出于人之德行呢?还是强权?不必等到考虑葬礼队伍之长短的那一天,卡扎菲的末日已屈指可数。身为大校并不见得就能将众多的国民统帅到自己的麾下并选择战死的道路。奉劝他们准备好(投降的)白旗。
▼先の格言集には「遠い戦いの太鼓は甘い音楽」というのがある。日本では「対岸の火事」だが、世界経済に遠い戦争はなく、油田で交える砲火に縮こまるだけである。このうえ油価が上がれば、すでに厳しい日本のエネルギー基盤が揺らぎかねない。揺れはもうたくさんだ。
▼前面提到的格言集中还有一句,“远方征战的鼓点犹如悦耳的音乐”。从日本来看,这就好比是“对岸失火”,可对于世界经济来说不存在远方的战争,只不过是缩小成交战于油田的炮火而已。如果由此油价进一步上升的话,或许会动摇已经处境艰难的日本能源之基石。晃动已不堪承受。
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