您现在的位置:首页 > 双语阅读 > 天声人语 > 正文

中日对照"天声人语":旅游之心

时间:2011-04-28 18:14:08  来源:本站原创  作者:suketu

2011年4月28日(木)付
〈行く春や鳥啼(な)き魚の目は泪(なみだ)〉の名句を手始めに詠んで、松尾芭蕉が「おくのほそ道」の旅に出たのは1689(元禄2)年の3月27日だった。旧暦だから、今年の暦にあてはめれば明日が旅立ちの日にあたる

    尾芭蕉在1689年3月27日开始了他的《深处小路》之旅的,在开篇第一句中他写道“出门将远游,日渐春亦逝,鸟啼声如泣,鱼游泪入水”。因为是阴历的缘故,所以换成今天的阳历恰好就是明天

▼北へ向かうのに、「時あたかも良し」と芭蕉翁は思ったのだろう。風光る春から、風薫る初夏へと移る季節は、自然の中に盛り上がるような力がみなぎる。その力を俳聖は借りようとしたのではないか。後世、この時期に黄金週間を置いたのは絶妙の配剤といえる。

   虽说是向北行进,但对于老芭蕉来说应“正逢好时节”吧。从春光明媚的春天到凉风袭人的初夏的季节转,大自然充满着力量。而俳圣芭蕉大概也希望能够借用这股力量吧?后世将黄金周放在这段时期内真可谓是绝配。

▼その黄金の輝きが、今年はくすんでいる。震災の衝撃はあまりに大きく、大勢の胸から「旅ごころ」を吹き消した。原発禍を案じて外国人は日本を敬遠したままだ。津々浦々、多くの観光地が、かつてない痛手を避けられそうにない

   然而黄金周的辉煌,却在今年有些暗淡。地震带来了巨大的打击,使许多人的“旅游的心”泡了汤。核电站的灾难也让外游人对日本敬而远之。各地的旅游景点也都无法避免这前所未有的打击。

▼911後の米国もよく似ていた。旅行者は減り、繭ごもりを意味する「コクーニング」という言葉が流布した。「日常に戻ろう」と為政者は叫んだが、笛吹けど踊らず。トンネルを抜けるのに長くかかった記憶がある

   9.11之后的美国也有过相似的经历。旅客锐减,具有“结茧”之意的“cocooning”这个单词流行起来。虽然执政者呼吁“恢复日常生活”,但国民却毫不为之所动。记得当时花了很长时间才从阴影中走出来。

▼半面、繭ごもりで家族や身近な共同体の絆は深まったとされた。ならば一石二鳥、GWは家族で大いに旅すべし、と我が単純な頭は考えるが、いかがだろう

   而另一方面,“结茧”也被认为是拉近与家人及身边共同体距离的好机会。按照我的愚见,倒不如一石二鸟,在黄金周的时候举家出游如何呢?

▼古典に戻れば「徒然草」の兼好法師も旅を勧める。〈いづくにもあれ、しばし旅立ちたるこそ目覚むる心地すれ〉。リフレッシュには旅が一番、だと。早く旅ごころを取り戻したい。物見遊山と言うなかれ。がんばろう日本の、花も実もある実践になる。

   追溯到古典文学中《徒然草》兼好法师也同样建议去旅游。“经历很多事情,暂时去旅游可以增长见识陶冶情操。”旅游是最好的放松方式,所以,大家快拾回旅游的心,去游山玩水吧,加油日本,花和果实都是实践

相关阅读

无觅相关文章插件,快速提升流量