中日对照"天声人语":绿色的五月 明天会更好
12カ月が色を取り合えば、緑はすんなり5月のものだろう。桜を追いかけて、若葉や早苗が列島を駆け上がる月である。すっかり新色に上塗りされた中伊豆を訪ね、天城越えのハイキングコース「踊子(おどりこ)歩道」を歩いた
如果给12个月配上颜色的话,绿色应该是属于5月的吧。追赶着樱花的脚步,新叶和幼苗就是在5月开始茁壮生长的,在一片新鲜颜色中拜访伊豆,穿越天城的舞女之道
▼モミジやコナラの緑が染めた山道に、散り残るツバキの紅一点。ザワザワ、ドドドと下る渓流に沿って、ワサビ田が段をなす。段差を流れ落ちる清水に耳を澄ますと、こちらはコロコロ、キュルルと鳴いていた
山路上有红叶和新绿的乔木,尚未凋谢的山茶红的一旦。沙沙沙、潺潺的是溪流沿山而下。山葵田呈段,我们倾听因落差而流淌的清水声音。这儿有咯咯咯的鸣唱。
▼谷風が渡るたび、ワサビの丸い葉が一斉に揺れる。沢から水を引いた人工物のたたずまいは、しぶきを飛ばして弾む奔流に比して優しく、か弱い。猛々(たけだけ)しい自然の傍らに、人知がつつましく間借りする図である
每当谷风出国,山葵圆圆的叶子就一起摇摆。人造机器把水从沼泽中取出,和飞沫溅出的激流相得益彰,柔弱之美。依偎在着美丽的大自然中,聪明的人们明白我们是借居在这里的
▼この国の美観は、起伏に富んだ地形と四季の合作だ。前者は地震や噴火などの所産であり、後者は台風や大雪を伴う。人は泣かされながら、それらと折り合い、どうにか「間借り」を続けてきた。どうにかという語が今、ひときわ染みる
这个国家的美丽,是由富有起伏的地形和四季更替组合出的。前者是地震火山的产物,后者则伴随着台风和大雪。人们哭泣着,妥协着,继续勉强地借住在这里,用勉强这个词,真是令人铭记于心啊。
▼〈風おもく人甘くなりて春くれぬ〉加藤暁台(きょうたい)。常ならば、去りゆく季節を惜しむ時期である。だが、この春を惜しむ人がどれほどいよう。忘れたくて、忘れがたい3月と4月。続きは少しでも甘くと願うだけだ
加藤暁台的诗中说道“思念风,思念人,春天行将逝去”平平淡淡的,正式对季节逝去的感惜。然而,这个春天人们有什么可留念的呢?忘了吧,3月和4月,我们期望以后哪怕一点点的美好
▼政府と国会は、きょうからクールビズだという。節電の範を垂れるべく、期間を前後に延ばし、10月まで軽装が許される。原発をなだめつつ、がれきの処理に追われての、長い夏になる。暴れた自然の後始末に、私たち、間借り人の万策が試される。
政府和国会的工作人员从今天起开始换着便装。限电的范围将扩大,时间也要延长,或许到10月他们还穿便装吧。核事故后的抚慰工作,废墟的处理都要迎头赶上,这是长长的夏天应该做的。与狂暴的自然相抗衡,“借居之人”的策略面临着考验。
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