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中日对照"天声人语":捕鱼时节 渴望香鱼

时间:2011-06-01 17:41:49  来源:本站原创  作者:suketu


▼大大大好きなことを前に、人は子どもに返る。「いよいよ解禁。じゃあ今年はどこの川へ行こうかなあと思いを巡らせているうちに、もう釣りは始まっている」。10年前に亡くなったプロ釣り師、西山徹(とおる)さんも例外ではなかった
  
  人,在自己最最最喜爱的事物面前都会变成个孩子。“禁钓期马上就要结束啦,当我还在反复考虑今年该去哪条河边钓鱼时,不知不觉间钓鱼季节已经开始了。”10年前过世的钓师西山彻先生对于钓鱼的喜爱之情,也莫能例外。

▼食道がんを切った西山さんは、再びさおを握ろうとリハビリに励んだ。体力づくりで多摩川沿いを歩くと、アユが跳ね、岩の藻に食(は)み跡がある。「私の心の中ではアユ釣り虫がムックとばかりに起き上がり、行こうよ、行くぞ、と騒ぎはじめた」。52歳の早世を前にした、最後の初夏だった
  
  西山先生罹患食道癌,为了能再度手握心爱的鱼竿而努力进行康复运动。为了增强体力,他喜欢沿着多摩川散步,途中发现河岸石头上的藻类有香鱼啃食过的痕迹。“我心里钓香鱼的瘾头腾地一下子就窜起来,嚷嚷着去钓鱼吧,出发出发!”这是52岁就早逝而去的西山先生最后的初夏时光。

▼釣るにせよ食すにせよ、アユ好きが待ちわびた季節である。なのに福島県では、漁の解禁がお預けになるかもしれない。県と国の調査で、基準を超すセシウムが出たためだ
 
   不管是热衷钓香鱼的还是喜欢吃香鱼的,现在正是香鱼粉丝们盼得望眼欲穿的季节。然而,福岛县内可能暂不会渔业解禁,因为根据福岛县和国家的调查结果,发现放射性元素铯含量超标。

▼地に降りた放射性物質は、雨水に紛れて川や湖沼に流れ込む。潮が散らす海と違い、内水では放射能がなかなか薄まらない上、淡水魚は海水魚よりため込みやすいという。哀れ、かつ厄介でもある
 
   沉降到地面的放射性物质随雨水汇入河流湖沼。流入大海的放射性物质会随着潮汐逐渐扩散,而汇入内陆水系的放射性物质则不仅很难被稀释,且淡水鱼类比海水鱼类更容易富集放射性元素。这真是可悲又可叹啊。

▼「鮎(あゆ)は土地土地で自慢するが、それは獲(と)りたてを口に入れるからで、結局地元が一番うまい」(北大路魯山人)。福島の舌には福島の香魚が至上であり、夏を呼ぶ滋味を欠いては精が出ない。釣りどころではない被災者も同じだろう

   陶艺家--北大路鲁山人曾说过:“各地都对本地出产的香鱼引以为傲,那是因为大伙都是捞上来就新鲜开吃,当然就觉得本地产的最好吃啦。”对福岛县人来说,福岛县产的香鱼就是最棒的,缺了这迎接盛夏的季节美味,怎么都让人提不起精神来。不仅是钓鱼场所,当地的灾民也是一样吧。

▼県内では、旬を迎えるサクランボなどの観光農園も客離れにあえいでいる。暮らしを壊し、安心を乱し、季節感まで奪う原発事故。失われたものの大きさを思う水の月、この災いを乗り切る気構えを新たにしたい。

 福岛县境内,本来正当季的樱桃采摘农家乐如今却门可罗雀。可恨核电站事故不但破坏了平静安定的生活,连季节感也一并夺走了。六月里我们思考着到底失去了多少重要的东西,再下决心振作起来战胜灾害。

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