日本民间故事:被狐狸骗了的武士
むかしむかし、ある山にイタズラギツネが住んでいて、通る人をだましては荷物をとっていました。
很久很久以前,某个山里住着只淘气的狐狸,欺骗路过的人拿走他们的行李。
ある日の事、イタズラギツネのうわさを聞いた一人の侍(さむらい)が、「キツネのくせに、人間の荷物を取るなんてとんでもないやつだ。ここは一つ、わしが退治(たいじ)してくれよう」と、言って、にぎり飯の弁当を背負い、キツネのいる山道へと出かけていきました。
话说有一天,这只淘气狐狸的谣言传到了一个武士耳朵里,他说:“明明是只狐狸,居然敢拿人的行李,太不像话了。我一定要治治他。”然后背上饭团便当,出发去狐狸所在的山里了。
侍は山道の途中で立ち止まると、刀に手をかけたままキツネが現れるのを待ちました。
武士在半山腰停了下来,手里拿着把剑,就这样等着狐狸出现。
ところがいくら待っても、キツネは現れません。
可是再怎么等,也没有等来狐狸。
(わしが来ると知って、出てこないんだな)侍は仕方なく近くにあった石に腰をおろし、弁当のにぎり飯を食べはじめました。
(因为知道我要来,所以才没有出现吧)武士没有办法,只好坐在附近的石头上,开始吃饭团便当。
するとその時、山道の下の方で何やら人のさけぶ声がしました。
这时,山下传来了几个人的呼喊声。
(さては、キツネが現れたか)侍はにぎり飯を置いて、立ち上がりました。
(话说,是狐狸出现了吗)武士放下饭团,站了起来。
すると山の下の方から一頭の馬がかけ出してきて、後ろから二、三人のお百姓(ひゃくしょう)さんが追いかけてきます。
这时,山下跑出来一只马,后面有两,三个农民追了出来。
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