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丹麦民间小故事:贪心让海水变咸

时间:2012-03-28 17:25:56  来源:可可日语  作者:dodofly

(デンマーク民話)

昔(むかし)のこと。
ランスとハンスという、兄弟(きょうだい)がいました。
兄のランスは、お金持(かねも)ちでしたが、弟のハンスは、とても貧乏(びんぼう)でした。
クリスマスの前の日、ハンスは兄の所に行きました。
「兄さん、クリスマスなのに、家には食べるものがありません。何か、分(わ)けてくれませんか。」
とてもけちなランスは、舌打(したう)ちして言いました。
「今度だけだぞ。この豚肉(ぶたにく)を持って、地獄(じごく)へでも行け。」
「ありがとう。地獄へいってくるよ。」
ハンスはお礼を言うと、地面(じめん)の穴(あな)から、本当に地獄に向(む)かって、歩いていきました。
地獄では、小さな悪魔(あくま)たちが火の周(まわ)りで跳(は)ねていました。

ハンスの姿(すがた)を見ると、みんな駆(か)け寄(よ)ってきました。
「その荷物(にもつ)はなあに?」
「豚肉さ。これを買ってくれないか。」
「それはいい、ちょうど豚肉がほしかったんだ。お金はないけど、代わりに臼(うす)をあげるよ。」
こんな話をしました。でも、臼は食べ物ではありません。
すると、悪魔は言いました。
「この臼を回しながら、願(ねが)い事を言うと、何でも出てくるんだ。もうたくさんだと思ったら、言葉を三つ言えば止(と)まるよ。」
三つの言葉を教(おし)えてもらったハンスは、臼を持って、地獄から抜(ぬ)け出(だ)しました。

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