双语阅读:【日本经典小说连载】东京塔(151)
东京塔这部小说从“我”一点点长大,一直写到“我”目送着母亲因病去世,各种生活细节每每令人感同身受,因而赚取了读者大把的眼泪,也当之无愧地成了哭泣小说的首席代表。
「なにを、頑張るん?」
正論である。ボクたちのこの有り様を招いた、問題の根幹は、それなのだ、なにをしていいのかわからないなのだった。
バカボンは去り、新しくルームシェアをする友達を探したが、結局、滞納した家賃を一度精算するため、またしてもサラ金の窓口へ。
その時九州の姉妹が下北沢のアパートに住んでいて、隣の部屋が空いているからと大家さんに口を利いてくれて、仲介料もなしに引っ越すことができた。かといって生活や収入が変わるわけでもない。
相変わらずの日々は続いた。
彼女には逃げられ、仕事もない。なのに、こんな生活をしていると、こんな生活をしている仲間という者ができるから不思議なもので、金もないくせに毎日、下北沢の飲み屋に出掛けては朝まで酒を飲む。
だいぶ頭もおかしくなってきたなぁと自分でも認識できるほど、完全に世間(せけん)の人ではなくなっていた。頑張っているのは雀荘にいる時くらいで、後はもう、なにも考えないようにするために、とにかく堕落を推し進めるしかない。ギターも質ぬ入れたし、カメラも質流れした。テレビも、ビデオも質屋に入った。
ギターが弾きたくても、写真が撮りたくても、もう、そんなモノもない。いや、そうしたいとも思ってないのだ。年下の従姉妹の給料日を狙って酒を飲む。知らないうちに、ボクの友達までもが、従姉妹の給料日を待ち構(かま)えている。最低の意味がわからない。
オカンに電話をしても、言うことは「一万送って」とか、そんなことばかり。新幹線代の入った普通郵便がオカンから届く。
"夏には、一度、帰って来なさい"という手紙だった。
病院の家に久しぶりに帰っても、オカンはボクの仕事のこと、普段の生活のことをなにも聞こうとはしない。
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