双语阅读:《福尔摩斯之三桅帆船》第9回
「それで、この手紙は、彼から来たものであることが、いよいよ疑いなくなった」
僕は云った。
「そこで、僕たちに残されたことは、この船乗りのハドソンが、このお金持ちの尊敬すべき二人の男の頭を押さえているように見える所の、その秘密は何かをさがし出すことだけだ」
「ああ、ホームズ。――僕はそうすることは、一種の罪悪であり、また恥辱じゃないかと思うんだよ」
僕の友達は叫んだ。
「しかし、僕は君に何もかくし立てしようとは思わない。――実は、ここに僕の父親が、ハドソンが自分の身に危害を加えそうになっていることが分かった時、自分で書いた陳述書があるんだよ。僕はそれを、親じが医者に遺言した通り、日本箪笥の中から見つけ出したんだが。――それを僕に読んできかせてくれたまえ。僕には自分で読むだけの力も勇気もないんだ」
ワトソン、それがつまりこれらの書類なんだよ。その時彼が僕に手渡したのが。――僕は今ちょうど君にここで読んできかせるように、その夜は、その古い書斎で僕の友達に読んできかせたものなんだ。それには君が見られる通り――一八五五年十月八日、ファルマウスを出帆せる帆船グロリア·スコット号が、北緯[#「緯」は底本では「偉」]十五度二十分、西経は底本では「径」]二十五度十四分の海上において、十二月の六日、壊滅するまでの航海中のある出来事。――裏書きしてある。そしてそれは手紙風に書き出されているんだ。
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