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双语阅读:《福尔摩斯之住院的病人》第3回

时间:2013-01-11 15:29:45  来源:可可日语  作者:ookami

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「ワトソン君、それは表面だけのことだよ。もし君がこの間、君の注意深い所を見せてくれなかったら、僕はおそらく君の注意の動きなんかに目をつけやしなかったろう。――それはそうと、夕方になったら、少し風が出て来たらしいね。どうかね、ロンドン中をぶらつくのは?」

 私はその狭い部屋に疲れていたので、喜んでそれに同意した。私たちは三時間ばかり、一しょに、フリート·ストリートや川の岸などを、さまざまな生活相を眺めながらぶらついて廻った。ホームズの細かい鋭い観察力を持った、そしてまた推理の深い力を持った独特な話は、私を楽ませ少しも飽きさせなかった。そうして私たちがベーカー街に帰って来たのは十時すぎだった。――と、入口のそとに一台の一頭だての箱馬車がとまっていた。

「ふうん、――分かった」と、ホームズは云った。

「医者、――内科も外科もやる開業医の馬車らしいな。ちょっと調べてみたまえ。――きっと何か相談にやって来たに違いないよ。いい所へ帰って来たね」

 私はホームズがそう推定したことについて、話し合った。そしてその馬車の内側に、ランプの光りの中にかけられてあった編細工(あみざいく)のバスケットの中に這入っているいろいろな医者の器械を調らべてみた。それはホームズに、彼の敏速な推断を下す材料を与えたものだったのだが。――私たちの部屋からもれる明かりは、この夜遅い訪問客が、私たちを待ちもうけていると云うことを物語っているように見えた。

 私はそんな時間に、私の仲間の医者を、ホームズの所へ寄越した事件と云うのはどんな事件なのだろうと、ある好奇心を以って、ホームズのあとから私たちの居間に這入っていった。

 私たちが這入って行くと、火の側(そば)の椅子から、顔色の蒼い細面の髭をはやした男が立ち上った。年の頃は三十三四才より上ではなさそうだったが、彼のやつれた表情と不健康そうな顔色とは、彼の青年時代を奪い彼の力を絞りとったその生活を物語っていた。彼の動作は敏感な紳士のように神経質的で内気だった。そうして彼が立ち上るまで暖炉にかざしていた彼の痩せた白い手は、外科医の手と云うよりはむしろ芸術家の手と云うほうがふさわしいくらいであった。彼の服装は穏やかな厳かなもので、黒いフロックコートに暗い色の縞ズボン、それらに調和したネクタイをむすんでいた。

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