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2009年7月日语能力考试一级真题(阅读&语法)

时间:2011-04-15 13:13:56  来源:可可日语  作者:nvwu

むろん、明子はごく気楽に受け合い、すぐ忘れてしまったのだが、その約束した当日、子どものはりきり方が異常だった。タ方になると。「おばちゃん、何時から?」と聞きにくるよその子の上ずった声で、ぼくたちは事態の④意外な進展に気がついたのである、「ごはん食べたらすぐ来るから、わたしが来るまで絶対はじめないでよ」と念を押す子もいた。⑤怪談大会がはじまったのは七時をすぎていた。

    部屋を暗くし、十二、三人の子どもを相手にシーツをかぶって明子は(注 7)熱演した。「もういい、おばちゃんやめて!」という女の子、「ウソにきまってらあ」と(注8)ムキになって強がる子、泣き出す(注9)寸前で辛うじてがんばっている子。それらの熱気が部屋に充満した。ふつうの人には事件とはいえないことだけれど、わが家にとっては、実際、記念すべき事件だった、とぼくはいまでも思っている、なぜなら、この夜がわが家に子どもたちが不特定のつながりのまま押し寄せた最初の経験であり、以後、⑥この事態が日常化していくのだから。

(斉藤次郎『子どもを見直す』による)

(注 1)食いとめる:悪化しないようにする
(注 2)目のあたりにする:目の前で面接見る
(注 3)感受性:物事を敏感に感し取る力
(注 4)怪談:幽霊や鬼などが出てくる怖い話
(注 5)吹聴する:言って広める
(注 6)リクエストする:注文する
(注 7)熱演する:熱心に演技などをする
(注 8)ムキになる:意地を張る
(注 9)寸前:直前


問 1 ①「そういう傾向」とはどのような傾向と考えられるか。
 
1 感受性が鋭すぎて、仲良くできる友だちが限られてしまう傾向
2 他人に気を遣い、友だちが増えるような工夫をあれこれ考える傾向
3 社交的に振る舞えず、自ら友だちを作ろうとすることができない傾向
4 友だちがいないことで解放感を抱いて、好きなように振る舞う傾向

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