双语阅读:【日本经典小说连载】东京塔(70)
东京塔这部小说从“我”一点点长大,一直写到“我”目送着母亲因病去世,各种生活细节每每令人感同身受,因而赚取了读者大把的眼泪,也当之无愧地成了哭泣小说的首席代表。
Ⅱ(45)
自分の人生の予想できる、未来と過去の分量。未来の方が自分の人生にとって重たい人種と、もはや過ぎ去ったことの方が重たい人種と。その二種類の人種がたとえ、同じ環境で、同じ想いを抱えていても、そこには明らかに違う時間が流れ、違う考えが生まれる。
ボクにとっては色んなことがあった七年間も、オカンにとっては、あっという間の七年間だったのかもしれない。
家族というチームの中から、オトンがいなくなったことでボクとオカンの七年間や、その先の人生を大きく影響を受けたことは間違いない。
でも、ボクはそんなことを考えもしなかったし、結果的にどちらの方が良かったのかさえも判断したことがない。
ボクには父親というものが、そばにいないことが当たり前になっていたし、もう、このことでなにを思うこともなくなっていた。その日常に順応し、この状況を作った過去さえを持っていない。
ボクにははだ、ボクの七年間が、着実に過ぎて行っただけだった。
しかし、オカンの七年間はそうではなかったように思う。別居を生み出したボクの知らない原因は、今でも生々しく身体の中に蠢いていて、ああすれば良かった、こう言えばよかったという想いが、頻繁(ひんぱん)に心の中で交差して、オカンの時間の進みを斜(なな)めにも、真横にも、後ろにも戻し、足止めしただろう。
時空の逆行する期待と反比例して、加速する肉体と精神の老い。泥の中で回るビデオテープを眺めているうちに、事態も変わらずになんとなく流れてしまったオカンの七年間だったかもしれない。
ボクは六年生になって、オカンと背の高さが同じくらいになっていた。
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