双语阅读:《哈利波特与魔法石》第4章钥匙保管员5
「どうもこうも、ハリーや。みんな、今だに恐れとるんだよ。いやはや、こりゃ困った。いいかな、ある魔法使いがおってな、悪の道に走ってしまったわけだ……悪も悪、とことん悪、悪よりも悪とな。その名は……」ハグリッドは一瞬息を詰めた、が、言葉にならなかった。
「名前を書いてみたら?」ハリーが促した。
「うんにゃ、名前の綴りがわからん。言うぞ、それっ!ヴォルデモート」
ハグリッドは身震いした。
「二度と口にさせんでくれ。そういうこった。もう二十年も前になるが、この魔法使いは仲間を集めはじめた。何人かは仲間に入った……恐れて入った者もいたし、そいつがどんどん力をつけていたので、おこぼれにあずかろうとした者もいた。暗黒の日々じゃよ、ハリー。誰を信じていいかわからん。知らない連中とはとても友達になろうなんて考えられん……恐ろしいことがいろいろ起こった。我々の世界をそいつが支配するようになった。もちろん、立ち向かう者もいた……だが、みんな殺された。恐ろしや……残された数少ない安全な場所がホグワーツだった。ダンブルドアだけは、『例のあの人』も一目置いていた。学校にだけはさすがに手出しができんかった。その時はな。そういうこった。
おまえの父さん、母さんはな、おれの知っとる中で一番すぐれた魔法使いと魔女だったよ。
在学中は、二人ともホグワーツの代表監督生だった!『あの人』が、何でもっと前に二人を味方に引き入れようとしなかったのか、謎じゃて……だが二人はダンブルドアと親しいし、闇の世界とは関わるはずがないと知っとったんだろうな。
あやつは二人を説得できると思ったか……それとも邪魔者としてかたづけようと思ったのかもしれん。ただわかっているのは、十年前のハロウィーンに、おまえさんたち三人が住んでいた村にあやつが現れたってことだけだ。おまえさんは一歳になったばかりだったよ。やつがおまえさんたちの家にやってきた。そして……そして……」
ハグリッドは突然水玉模様の汚いハンカチを取り出し、ボアーッと霧笛のような音を響かせて鼻をかんだ。
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