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双语阅读:《福尔摩斯之魔鬼之足》第10回

时间:2012-12-28 15:40:17  来源:可可日语  作者:ookami

「覚えているだろう、ワトスン」その日の午後、ホームズは言い出した。「我々が得たさまざまな報告において、ただひとつ、広く類似している点がある。両事件に際して最初に部屋に入った人物の、部屋の空気に関する印象だよ。モーティマー·トリジェニスの言葉を思い起こしてくれ、最後に兄弟の家を訪問したときのことを説明して、医者が部屋に入るなり椅子に倒れこんだと言っていただろう? 忘れたのかい? まあいい、そう言っていたと僕が保証する。さて、家政婦ミセス·ポーターもまた、部屋に入るなり卒倒して、それから窓を開けたと言っていた。第二の事件では――忘れてしまったはずはないな、我々が到着したときに部屋の中に淀んでいたおぞましい空気を。使用人が窓を開けておいてくれたというのにね。調べてみると、その使用人は具合を悪くして寝こんでしまっていた。そうとも、ワトスン、これらの事実は重要な手がかりだ。両事件ともに、毒性の空気がこもっていたという証拠だよ。それに、室内でものが燃やされていたという点でも共通している。片方は暖炉、もう一方はランプ。暖炉は必然性があった。だが、ランプに火がつけられたのはね、オイルの消費量を比較したから分かるんだけど、夜が明けてずいぶん経ってからのことなんだ。なぜ? きっと、3つの点に何らかの繋がりがあるからだろう――つまり、燃焼、淀んだ空気、それから、不幸な兄弟を襲った死と狂気はどこかで繋がっているんだ。それははっきりしている、そうだろう?」

「そのようだね」

「とにかく、それを作業用の前提として受け入れてもよいと思う。そうすると、両事件で未知の毒性がある空気を生み出すものが燃やされたと考えられる。そうだ。まず最初の事件――トリジェニス一家の件――では、この物質は暖炉にくべられた。窓は締まっていたが、暖炉であるからには、当然、ある程度は煙突から出ていった。逆に、第二の事件では空気の逃げ道がほとんどなかった。そこから考えると、第一の事件では、第二の事件よりも毒物の効果が低くなるはずだ。そして、結果もそれを裏付けている。第一の事件では、女性1人だけが殺された。おそらく、比較的過敏な体質をしていたからだろうな。他の2人は、一時的か、半永久的な狂気に冒された。この薬物の初期症状に違いない。一方、第二の事件では、完璧な効果がもたらされた。そうすると、燃焼によって作用する毒物が使用されたという推理ができる。

「この一連の推理が頭にあったから、自然、僕はモーティマー·トリジェニスの部屋からこの物質の残骸を探しまわった。見るべきところは間違いなく、ランプの防煙部か、滑石製の外装だった。するとどうだ、そこには若干の風変わりな灰があったし、縁にはまだ燃えていない茶色い粉末があった。その半分がいま目の前にある。封筒に入れて持ってきたんだ」

「なぜ半分なんだ、ホームズ?」

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