中日对照"天声人语":大自然的力量
東北を代表する川といえば日本海に注ぐ最上川と、岩手県を南流して宮城県石巻市で太平洋に出る北上川だろう。その北上川は全長249キロにおよぶ。こんな一首がある。〈川幅の太さのままに海となる北上川の長き圧力〉高橋みずほ
说到东北地区的河川代表就要数流入日本海的最上川和从南部流经岩手县在宫城县石卷市进入太平洋的北上川了。这条北上川全长249公里。高桥瑞穗女士描写一首描写它的和歌,<川幅宽阔不见边,河海无界北上川,滚滚长流压力大,一泻千里不复还>
▼だが大津波は、その滔々(とうとう)たる「圧力」を押し戻して、川を50キロもさかのぼっていた。分析をした東北大教授によれば、国内に記録が残る津波の遡上(そじょう)は十数キロぐらいが多い。数字は、今回の地異の激しさを物語る
但是此次的大海啸将最上川和北上川波涛汹涌的压力顶了回去,直至将近五十米处。据东北大学教授的分析指出,目前国内海啸回流的历史记载大多是在10米左右。这个数字充分的说明了此次灾害的严重性。
▼被災地を歩くと津波の届いた高さに驚く。役場の支所や学校など、安全なはずの指定避難所を各地でのみ込んだ。北上川河口にあった支所は想定された津波の最高水位より高くに立っていた。しかし全壊し、身を寄せた49人のうち助かったのは3人だけだった
▼一来到灾区最感惊讶的便是海啸所达到的高度,在受灾各地它甚至到达了诸如地方政府及学校等认为是安全的指定避难所。位于北上川河口处的分所它的位置高于预想中的海啸最高水位,但是却被彻底摧毁,栖身其中的49人只有3人获救。
▼隣の南三陸町では、3階建て、高さ11メートルの堅固な防災対策庁舎の丈を軽くこえた。屋上でフェンスにしがみついた多くの職員が流されていった。赤い鉄骨だけを残し、漁網やブイがからみついたその廃虚が痛々しい
▼在邻近的南三陆町,海啸轻而易举地越过了防灾对策厅的那幢高达11米3层建筑的高度,抓住房顶上铁丝网护栏的很多职员全都被冲走了,留下的只有红色的铁架子。渔网和浮标缠绕在一起的废墟惨象令人痛心。
▼地震翌日の小欄で引いた寺田寅彦は、日本の自然には「慈母の愛」と「厳父の厳しさ」があると述べている。慈母とは、たとえば豊かな幸を育む三陸の海であろう。だが厳父と呼ぶにはこの天災は酷に過ぎる。手加減なしの折檻(せっかん)さながらだ
▼地震的第二天敝栏目引用寺田寅彦所说的这么一段话,日本的自然即具有“慈母般的爱”又具有“严父般的严厉”。所谓慈母(般的爱)恐怕指的就是诸如山陆地区所面临的孕育着丰富海鲜的洋面。而称之为严父者指的便是过于残酷的天灾。这正是无分寸可控的折槛之鉴。
▼〈やはらかに柳あをめる/北上の岸辺目に見ゆ/泣けとごとくに〉啄木。被災地にはなお悲嘆と慟哭(どうこく)がやまない。いのち萌(も)える春よ、どうか慈母の優しさでみちのくを包めよ。
▼<绵绵垂柳泛青丝/举目北上岸边时/滔滔江水悲切切/犹如恸哭声不止>(石川)啄木。灾区至今仍然是悲叹不断恸哭不止。萌发生命的春天啊,请你以慈母般的善良拥抱陆奥(东北)地区吧。
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