双语阅读:【日本经典小说连载】东京塔(6)
东京塔这部小说从“我”一点点长大,一直写到“我”目送着母亲因病去世,各种生活细节每每令人感同身受,因而赚取了读者大把的眼泪,也当之无愧地成了哭泣小说的首席代表。
Ⅰ(6)
ところが、ある時、例によって腹が痛がるボクを女医さんの所に連れて行ったところ、たまたま、その日は休診日で、違う個人病院に行くことになった。そこで「まぁ、普通の腹痛でしょう」という診断を受け、腕に注射を打たれたボクはギャンギャン泣いた。
夜になっても、次の日になっても、ずっとボクは腹痛が治めらなかった。次第にのたうち回るようになり、オカンは改めて女医さんの所に連れて行くと先生は「なんでもっと早く連れて来なかったの!!」とオカンを叱り、すぐに私立病院への紹介状を書いてくれて、その足で病院から病院へと搬送された。
腸閉塞だった。しかも、かなり危険な状態だったらしい。内科の医師、外科の医師が数人で手術室に入った。詳しいことはわからないけど、最初に肛門から電気の浣腸みたいなモノを流し込むという施術が行われた。どれだけ特殊な趣向の人でも、そんなエレキなっ浣腸は打たれたことがないと思う。これは大人でも、かなり苦しいプレイらしい。
レーダーで、その電気が腸のどのあたりまで届くのかを確かめ、もし、腸のどこか途中でその電気が止まってしまったら、開腹して腸を取り出し患部を摘出する段取りだった。
しかし、手術前にオカンが医師から受けた説明では、もし、腸を切除することになれば今後の生活に少なからず支障(ししょう)を来たす場合もあるということを覚悟しておいてくれと言われていた。
手術室の見える小窓から、どうかエレキ浣腸が腸を貫通してくれとオカンは祈ったそうだ。オカンは、ボクが生まれた時と同様に飲み屋で連絡を受け、酔っ払ってからの途中参加だが、夫婦でレーダーの行き方を見守った。
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