双语阅读:【日本经典小说连载】东京塔(112)
东京塔这部小说从“我”一点点长大,一直写到“我”目送着母亲因病去世,各种生活细节每每令人感同身受,因而赚取了读者大把的眼泪,也当之无愧地成了哭泣小说的首席代表。
Ⅳ(11)
毎日のように意味のわからない聖書を読み続け、その感想やTさんに対する気持ちを手紙のしたためた。思い余って封書は毎回、太刀魚のように膨れ、三通に一通ほどの割合で、Tさんからも返事が来た。夏休みの終わりに、ふたりで遊ぶ約束をした。
始業の一週前に別府へ戻り、Tさんと別府駅で待ち合わせてボウリングに行った。色々考えた末、デートはボウリングがいいと決めていたのである。炭坑町にあった唯一の娯楽施設はボウリング場で、世の中のボウリングブームがとうに去った後も、もう一軒ボウリング場が建つくらいにボウリングしかない町だったから、ボクも小学校の頃からボウリングだけは上手かったのだ。
最初のデートは得意のボウリングでいい所を見せようと姑息な計画を練っていたのだが、想いが強すぎたか聖書に当たったか、いつもの調子がまるで出ない。出ないどころか、ほとんどやったことがないんだけどというTさんよりも数字が悪い。逃げるようにしてボウリング場を後にし、レーンの油が多いとか、ボールの種類が少ないとかの寂しい言い分けを並べて山手の公園へ向かったら、その途中でプールをひっくり返したような夕立が襲って来た。雨宿りする場所もなくじゃあとりあえず、ボクのアパートがすぐそこだからと、安い青春映画のような展開で、思いがけずTさんを部屋に招待することになるも、ふたりは雨でびしょ濡れという、安いポルノ映画のような状況になってしまい、バスタオルを貸して髪を拭き、着替えるってぇのもなんか変だし、温かい紅茶でも入れて、どうぞゆっくりして下さいということになった。青春映画の場面ではこんな時、言葉も止まって、息遣いが大きくなってというような雰囲気になるかもしれないが、ボクがまた、そのへんの成長は中学の時とまるで同じ感覚で、キスをしたいとか、抱きしめたいとか、そういうことをちいっとも思わぬ好青年。今担って思えばどうすんねん。偶然、間が悪く遊びに来たバカボンを交(まじ)えて三人でお茶飲んで、その日はそれでデート終了、夏の終わり。告白をした日と、そんなデートの日と、夏休みの尾頭にふたつの思い出を作って二学期が始まってすぐ。Tさんと、Tさんよりも深刻な表情を作ったTさんの女友達に呼び出された。
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