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双语阅读:【日本经典小说连载】东京塔(121)

时间:2012-06-07 17:50:38  来源:可可日语  作者:dodofly

东京塔这部小说从“我”一点点长大,一直写到“我”目送着母亲因病去世,各种生活细节每每令人感同身受,因而赚取了读者大把的眼泪,也当之无愧地成了哭泣小说的首席代表。

Ⅳ(20)

それから例によって、ボクは幼稚だという話になり、オトンが同じ年の頃はそりゃあもうという方向に進むのである。
「童貞なんやったら、いいもん見せてあげようか?」。オカマのママはカウンターの中でドレスをまくり上げ、小さなパンツを手で下げて、股間(こかん)を見せるのだった。
「ないやろ?切ったんよぉ。だいぶ前に」
「うわぁ、すげぇ」。本当にすごい感じだった。
「ボク、ちょっとおてて出してごらん」
「えっ?」。危険な予感がした。しかし、ママの手はカウンター越しに強引に伸びてきてボクの手首を掴むと、股間の奥に引きずり込んで行った。
「触っときなさーい。うまいことことも作ってあるんやけん、ほらぁ」
「うわー!なんか、こえー!!」。本当に恐ろしかった。
「ちゃんと、触らせてもろうとけ」。オトンはブランデーを飲みながら笑っていた。ボクが初めて触れたマンコは、このカスタムマンコ、かつてチンコと呼ばれたマンコだった。
オトンから、ボクたちが別居していることを聞いたママは、少しずつ自分の身体の上話を始めた。
ママの田舎は九州の外れにあって、兄と母親の三人家族だったという。子供の頃から同性愛の傾向に自分で気付き始め、この村では生きづらいと、中学を卒業と同時に福岡の工場へ就職する。その後、いろんな仕事を転々とするも、二十代後半にこの世界に入った。それから普段も女装をする生活になり、性転換手術も受けた。福岡で暮らす弟の変わりように気付いた兄は、弟に言う。
「おふくろが悲しむ。絶対にもう、おふくろの前に姿を見せるな」

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