双语阅读:小说版《一公升的眼泪》第31回决断(上)
母は、岡崎の養護学校へ見学に行ってきた。その話をしてくれた。何だかよくわからんけど、無性に泣けてきた。
妹はテスト週間で、ガリガリ勉強しています、私はポカンとしています。
頭の中に渦巻いているのは、養護学校のことです。
はっきり言って、東高で三年までいることは無理だと自認しています。
養護学校は、わたしにとって未知の世界です。コロンブスやガマも、未知の世界には、四つの希望と六つの恐怖を抱いてとびこんだことでしょう。
<希望>
一 将来の見通しがつく。
二 自分の生活がおくれそう。
三 施設とか制度が充実している。
四 障害者同士の仲間ができる。
<恐怖>
一 人間性が縮小されはしないか。
二 共同生活がうまくいくか(寄宿)
三 東高の友達と別れること。
四 世間の目(養護学校という言葉の響き)。
五 男の子。
六 家族の変化。
私が寄宿舎生活をするようになったら、幼い妹は、亜也のこと覚えていてくれるかしら。そして、弟も、時々でいいから思い出してくれるかしら……(自殺する前ぶれみたい)。
Sちゃんは、自宅が遠方で通学できないから、高一の時から下宿しています。
理由は、私とは違うけど、寂しさはよくわかります。
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