双语阅读:小说版《一公升的眼泪》第33回虎牙女生
<八重歯のある三年生の女の子>
生物部に、ネズミが大好きな三編みの女の子がいます。その子といっしょに図書館まで歩いたのよ。
補助してもらわなくても、一人で歩けた!ゆっくりだけど……彼女は歩調を合わせてくれた。
彼女は、家で四十匹もネズミを飼ってるんだって。最初に飼ったネズミのことを話してくれた。
「名前は”ナナ”。メスだった。乳ガンで死んじゃったの。ネズミは病気をするとだんだん人間のようになっていくのよ。そして死んじゃうの。動物が死ぬっていうの、イヤなもんよ」
私は、彼女については何も知らない。先生や先輩に聞けばわかるけど、わたしは彼女の話の中から彼女を知りたい。だから、聞こうとも思わない。
彼女とまた、話ができた。
彼女は、サッちゃんと呼ばれてるんだって。
彼女の家族は、お父さん、お母さん、妹、ネズミ四十匹。
彼女の専用の庭にネズミのお墓があり、そこに忘れな草を植えるんです。忘れな草のことをフランス語で直訳すると「二十日ネズミの耳」ともいうそうで、それは、二十日ネズミの耳が忘れな草の葉に似ているからだと、サッちゃんは教えてくれました。
「ボク(サッちゃんは女の子なのにそう言うのです)は、人が死ぬと、ああ自分が死ぬ代わりに死んでくれたと思うことにしているの。キミ(亜也のこと)は足が悪い。だからその分、ボクは真面目に生きなきゃあいけないと思うの」
サッちゃんは続けていった。
「ボクは、超能力って信じるよ(私は合の手を打つ)。アメーバから見たら、ボク達人間は超能力者だし、目の見えない人から見たら、見える人なんて超能力者じゃあない?」
サッちゃんは、あくせくしてないもん、好き!でも、サッちゃんも亜也も、来年は東高にいない。
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