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日印 経済協力などの強化を確認

　　野田総理大臣は、訪問先のインドでシン首相と会談し、鉄道をはじめとしたインフラの整備計画に３５００億円規模の融資を行う方針などを伝え、両国の経済や安全保障の協力を強化していくことを確認しました。

　　会談の中で、野田総理大臣は、首都ニューデリーとムンバイを結ぶ１５００キロの区間に貨物専用鉄道を建設し、その周辺に工業団地や物流施設を整備するため、日本側が３５００億円規模の融資を行う方針を伝えました。また、両首脳は、ヨーロッパの信用不安がアジアの金融市場に広がるのを防ぐため、ドルや円などの通貨を融通し合う新たな枠組みを設けることで合意しました。

　　さらに、海洋進出を強める中国を念頭に、両国の安全保障分野の協力を拡大することでも一致しました。会談後、両首脳は、そろって記者会見し、シン首相は、「グローバルなレベルでの協力や安全保障上の脅威への協力などで、完璧な合意を得た」と述べました。これに対して、野田総理大臣は、「インド南部のインフラ整備など、経済分野ではいくつかの点で大きな進展を得た。安全保障分野では、海上自衛隊とインド海軍の訓練の実施などで合意した」と応じました。

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