双语阅读:【日本经典小说连载】东京塔(11)
东京塔这部小说从“我”一点点长大,一直写到“我”目送着母亲因病去世,各种生活细节每每令人感同身受,因而赚取了读者大把的眼泪,也当之无愧地成了哭泣小说的首席代表。
Ⅰ(11)
編入して、高校から系列の大学へそのままエスカレーターで進学したオトンだったが、ひとり暮らしで監視されることもなく、伸び伸びと学校をサボり、悪事に専念したため、大学はすぐさま中退。その頃知り合った遊び仲間の芸大生の影響か、中退した後『帽子のデザイン』を勉強するデザイン専門学校に入校。
そんな、つぶしの利かない勉強を始めたものの、今も昔もそのへんは同じ。
中途半端なノリだけで専門学校に行く奴はすぐ冷め、すぐ飽き、すぐやめる。御多分にもれず、オトンはその専門学校も卒業はしなかった。というより、なんで「帽子」だったんだろうか?ほとんど一緒に暮らしたことがないにしても、四十年近くこのオトンと接しているわけだが、未だかつて一度もオトンが帽子を被っているところを見たことがないし、ボクの被っている帽子にコメントしたことすらない。その当時、少しでも帽子に興味があったのかどうかさえも怪しいのである。
様々に学校をやめ続けたオトンは晴れて、ただ無職になり、酔っ払ったり、かっぱらったり、性病もらったりを繰り返し、インシュリンを仲間で回し打ちしているうちに、なぜか石仏に目覚めた。木彫りの仏には微塵も触手を伸ばさなかったところを見ると、改心して仏の道に魅(ひ)かれたわけではなったようだ。
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