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双语阅读:【日本经典小说连载】东京塔(15)

时间:2011-12-28 14:56:21  来源:可可日语  作者:dodofly

   东京塔这部小说从“我”一点点长大,一直写到“我”目送着母亲因病去世,各种生活细节每每令人感同身受,因而赚取了读者大把的眼泪,也当之无愧地成了哭泣小说的首席代表。

Ⅰ(15)

  姑、小姑、四人の下宿人と暴れん坊のオトン。労働力も精神力においても、大変過酷な花嫁だったに違いない。

  しかし、オカンはなぜこの家を出て行ったのか?その理由をボクはずっと知らなかった。なにか聞いてはいけないような気がしていたし、オカンは最後まで自分の口からそれを言うことはなかった。

  そして、ボクが四歳になる頃。オカンはボクを連れてこの家から出て行った。

  小倉の外れの田舎町。そこにオトンのお姉さんが嫁いだ家があった。ボクらはその親戚の家でお世話になり、オトンとの別居生活を始めることになった。

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  なぜ、そんな微妙な関係性の別居になったのか、どういう意図(いと)があったのかわからないが、オカンにしてみれば、これほど所在のないこともなかっただろう。自分の兄妹ならまだしも、オトンの姉の、そのまた嫁ぎ先なのである。

  立派な母屋があり、そこに義姉夫婦、二人の子供、義兄(ぎけい)の両親が住んでいた。そして、母屋の並びにはかなりの人数を賄える学生寮を二棟営むほどの裕福な家庭だった。
しかし、ボクらに用意された部屋は寮の一室でもなく、学生食堂の隅に作り付けてある四畳ほどの小部屋だった。

  家具はなにもなく、部屋の四隅がきれいに見えた。そのなにもない部屋にオカンはボクのための本棚を買ってくれた。観音開きの扉が付いた大きな本棚だった。そして、座布団を作ってくれた。毛糸でカバー編み、中にウレタンを入れた薄い座布団。ベージュの毛糸の中心にはフェルトを貼り合わせて作った鉄腕アトムのアプリケ。オカンはまるで絵がダメだったから、まるで似ていないアトム。その上、アトムの肌が茶色のフェルトで、かなり南方系の鉄腕アトムだった。

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