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双语阅读:【日本经典小说连载】东京塔(37)

时间:2012-02-08 16:20:39  来源:可可日语  作者:dodofly

   东京塔这部小说从“我”一点点长大,一直写到“我”目送着母亲因病去世,各种生活细节每每令人感同身受,因而赚取了读者大把的眼泪,也当之无愧地成了哭泣小说的首席代表。

Ⅱ(12)

クラスの中でも生活保護を給付(きゅうふ)されている家庭の子供が増え、もう少し先生も気を遣えばいいものを、他の生徒たちの前でその子供たちを並ばせて、ノートや鉛筆を支給していた。ボクはその行為の意味がわからず、家に帰ってオカンに自分はどうしてノートが貰えないのかと尋ねると、この町の話や仕事が失くなってしまった人たちの話を聞かせてくれた。
でも、生活保護を給付されている友達の両親は朝から夫婦でパチンコ屋に並び、夜はいつも飲み屋にいる。ボクはその様子がずっと不思議に思えた。そこのおじさんはいつも近所のおばさんに「フリチンで寝るとが健康法たい」とよくわからないセックスアピールをしていて、保護の調査員みたいな人が家に来る時はテレビを隠すのだと、妙なテクニックを発表していた。
ある時、その友達と仮面ライダーカードでパッチン(メンコ)をやっていたら、その友達がボクが失くしたと思っていた、ボクのカードアルバムを持っていた。ラッキカードが当たって、それを郵送し、やっと手に入れたものだった。
「それ、オレのやろ?」
「ちがうよ。オレも当たったんよ」
しかし、そのアルバムにはボクは自分の名前と学年、クラス名を書いていた。その場所を黒のマジックで塗りつぶしてある。
「ここに名前書いとったろうが」
「いや、知らんよ。オレのヨコレは……」
しどろもどろになった様子を見て、これは絶対に自分のアルバムだと確信したが、友達に、"盗んだ"という言葉を使いづらく、そのまま、うやむやに持ち帰られてしまった。

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