双语阅读:【日本经典小说连载】东京塔(47)
东京塔这部小说从“我”一点点长大,一直写到“我”目送着母亲因病去世,各种生活细节每每令人感同身受,因而赚取了读者大把的眼泪,也当之无愧地成了哭泣小说的首席代表。
Ⅱ(22)
筑豊に移り住み、小学校になって、ボクは突然、活発な子供になった。長い休みにはひとりで汽車に乗って親戚の家に出掛ける。学校では襲いでばかりいる。学芸会になると自分を主役に当てこんだ台本を書き、クラスメイトを仕切って演技指導をする。下らないイタズラばかりして、いつでも中心人物になりたがった。
高学年になると毎日、野球の練習に出掛け、柔道の道場にも通い始めた。相変わらず勉強はまるでしない。夏休みの宿題を八月の末に慌てて家族総出で方付けるという人の話はよく聞くが、ボクはあの「夏休みの友」を完全に埋めきって提出したことすらなかった。最初の二、三ページをやったら、後は白いまま提出していた。八月の欄を書いた記憶も、絵日記を全部描いた覚えてもない。それで、通知表の成績がいいわけがない。
「国語」「美術」「音楽」等、今の仕事に少なからず関係ありそうな科目も、だいたい、「三」くらいで「算数」になると更に成績は侘しく、六年生になっても九九の"七の段の上の方"はずっと微妙なまま放置していた。
流行でそろばんを習いに行ったものの、そろばんを弾いている時間より、そろばんでローラースケートしている時間の方が長かった。「五」が貰えるのは毎回「体育」だけ。運動会や学芸会の時だけ輝いて見える典型的なクラスのバカである。
しかし、仲のいい友達はみんなバカだったのでバカのスターになることはできなかった。"二の段が微妙”な別府君は算数の時間になると、その時間だけ特殊学級にレンタル移籍されてゆくので、"三の段”が出来るボクのことをどうやら尊敬のまなざしで見ているようだった。
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