双语阅读:【日本经典小说连载】东京塔(60)
东京塔这部小说从“我”一点点长大,一直写到“我”目送着母亲因病去世,各种生活细节每每令人感同身受,因而赚取了读者大把的眼泪,也当之无愧地成了哭泣小说的首席代表。
Ⅱ(35)
小倉の公園でゴムボール野球をやる同年代の小学生が、プラスチック製のバットを使っていた。
ボクらは普段、ゴム野球をやる時のバットは角材だった。軟式(なんしき)用のバットでは重たすぎるので、角材を小刀で消ってグリップを作り、ビニールテープを巻く。
その角材というもの、だいたい選挙の公示用ポスターが貼ってあるベニヤ板の脚だった。いい具合の選挙ポスターの脚を見つけると、それを根元から引き抜き、家に持ち帰ってのこぎりで長さを揃え、角材を削る。
会心の笑顔(えがお)で、"私に巻かせてください!"と意気込む立候補(りっこうほ)者のポスターは、持って帰る途中に邪魔なので、その辺の草ムラに投げ込み、さようなら。
フリチンのおじさんが、オカンに選挙のことで頼みに来てたのは、あの人のことじゃなかったかしら?と思いながらも、さようなら。
あの町の子供たちは、果物も山菜も選挙ポスター掲示板も、町にあるものはすべて、もぎ取って使っていいのだと思っているらしい。
新しいバットを作ると、友達から聞かれる。
「おっ!?それ、また作ったんね?」
「これは、麻生某たい」
みんな、自作のバットに供給源になった立候補者の名前をつけていた。
「オレのは、佐藤なんたらたい。麻生の角材は太さがちょうど良かごとあるねぇ」
こういう評価もあるとは、立候補者はまるで気がつくこともないだろうし、気づいてもらと都合が悪い。
小学生の犯罪はだいたい万引きらしいが、筑豊の小学生だいたい公職選挙法違反である。
小倉の公園の近辺(きんぺん)にはいろんな物売りが来た。わらび餅とかアイスクリーム。ロバのパンとか風鈴。シャレた物売りが来て、いいなぁと思っていた。筑豊には祭りの時とかに、ポンポン菓子の人が来るくらいだ。
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