双语阅读:【日本经典小说连载】东京塔(87)
东京塔这部小说从“我”一点点长大,一直写到“我”目送着母亲因病去世,各种生活细节每每令人感同身受,因而赚取了读者大把的眼泪,也当之无愧地成了哭泣小说的首席代表。
街の者は炭坑の坑夫を差別した。そして、坑夫は自分たちの掘り起こした石炭を舟で運ぶ人足を差別し、人足は自分の履くわらじを編んだ職人を差別する。
くだらん差別はどの場所も、いつの世にせよ直らんよ。
部落に人種に不具に貧困(ひんこん)、職業、知能に痴情に遅漏。
生まれた時から負担を背負って、神さんなんかはアテにはなりゃせん。平等なんかはありゃせんじゃないの。
そんな神さんに頼るより、唄って踊って酒飲んで、一生懸命働いたなら、カミさんの尻でも撫でましょう。
一日二十四時間は、それだきゃ誰でもおんなじよ、汗水流して働きましょう。
ボクはどんどん自立心が強くなっていた。他の友達は性の芽生えが進んでいたけど、ボクはそこだけがまるで幼稚で、みんなの喜んでることがよくわからなかった。
その代わりなのか、このまままではいけないと闇雲に思うようになり、中学を卒業したらそうするべきなのかを、ずっと考えていた。
この町は嫌いじゃなかったが、物事を考える力がつくと、気に入らない価値観も目につくようになる。
くだらない差別に世間(せかん)の狭い大人たち。
毎日、毎日の二十四時間がここで費(つい)やされてゆくことに焦りと恐怖を感じていた。
イギリスやアメリカの音楽の中は、こんなチマチマした価値観を否定しているじゃないか。もっと戦っているではないか。もっと嘆いているではないか。よくわからない漠然としたものに憧れを抱くようになっていた。
オカンが二万円で買ってくれたモーリスのギターを毎日、タコができるまで弾いた。オカンは町に出るたびに、ビートルズのレコードを一枚ずつ、かって来てくれた。
自分がオカンの負担になっているような気がしていた。なにかを買ってもらうたびに、心が苦しいと思い始めていた。
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