双语阅读:【日本经典小说连载】东京塔(91)
东京塔这部小说从“我”一点点长大,一直写到“我”目送着母亲因病去世,各种生活细节每每令人感同身受,因而赚取了读者大把的眼泪,也当之无愧地成了哭泣小说的首席代表。
Ⅲ(19)
早早に部屋に行き、パンツを脱いでベッドに仰(あお)向けになった。アグネス・ラムや大場久美子の水着グラビアを見ながらチンポコをペタペタ触る。チンポコはピンピンになるものの、先輩が言うような現象が起きない。
"そげしよったら、カルピスがよ。オレはもう三メートルは飛びよるったいね"
"先輩、すごかですね!!"
"センズリも、長距離砲のごとあるね……"
ピンピンのまま時間は止まっていた。先輩の言うカルピスで出る気配もない。その時、ある川柳を思い出したのである。
谷村(たにむら)新司のラジオ番組に「天才・秀才・バカ」というコーナーがあった。ボクはそのラジオ番組を書籍化したワニの豆本を持っていて、その中に"オナニー柳"という投稿ページがあったのだけど、その、川柳のひとつである。
"男十五は船頭でござる 川を上がったり下ったり"
なんとなく、その川柳を思い出し、カワを上がったり下ったりしてみた、その途端だ。
"うわぁ!!先輩!これのことですよね!!"
白球は天井のバックスクリーンに突き刺さるほどの勢いで舞い上がったが、落ちてもきた。
そそくさと幽霊便所に駆け込み、トイレットペーパーを調達。とりあえず、現場検証ということで、もう一回、船頭になってみた。
その行動がオカンにバレているはずはないのだが、数日後、家に帰ってみると机の上にさりげなくティッシュの箱が置いてあって、もう叫びたいほど恥ずかしかったのである。
中学に入って部活の練習が忙しく、春休みや夏休みも、小倉のばあちゃんの家には行かなくなっていた。筑豊のばあちゃんの所には学校の帰り、自転車でたまによってみてはいた。
キッチンでひとり、夕食を食べていた。魚を売っていた頃とくらべ、身体が小さくなった気がする。
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