双语阅读:【日本经典小说连载】东京塔(119)
东京塔这部小说从“我”一点点长大,一直写到“我”目送着母亲因病去世,各种生活细节每每令人感同身受,因而赚取了读者大把的眼泪,也当之无愧地成了哭泣小说的首席代表。
Ⅳ(18)
「オレにもそげな、手に職がついとったらいいんやけどねぇ……」と呟いた。
「こんなできても、なんにもなりゃせんよ」とボクは言った。本心だった。それから連中は、当たり前のように交通事故に遭(あ)い、女子の接し方がわからず童貞をこじらせて警察に捕(つか)まった。通報したのは家族だった。
「おまえ、卒業したらどうするんか?」
秋口に小倉に呼び出されたボクは、オトンといつものステーキハウスにいた。
「お母さんに聞いたら、まだおまえが、どうするかわからんち言いよるって。わからんがあるか?働くなら働く、学校に行くなら行くって、そろそろ決めんか。そやけどの、大学は受けとけ。後から行きたくなっても、なかなか行けるもんやない。受かるかどうかは相手が決めることやけどよ、受験できる時に、受けるだけ受けとってみぃ」
「もう息子さんも、そんな年ですか?」
ステーキハウスの店主が鉄板越しに話しかけてきた。
「この時期になってどうするかわからんて、呑気なもんですよ。あたしはね、もし大学に行かんのやったら、この子は料理人になったらええと思うんやけどねぇ。手先は器用やし、母親の料理も食うてきとるし、向かいとると思うんよねぇ」
「朝、起ききらん……」
「そら、ダメや。仕入れに行けんわい」
「したいことがわからんのよ。大学でも、専門学校でも、就職でもいいんやけど」
「それやったら、大学に行け。行ってから考えればよかろうが。四年間あるんやけん、ゆっくり考えたらええやないか。専門学校はやめとけ、あれは行ったらすぐ辞めてしまうぞ」。オトンは自分の経験からそう言った。
「オトンは大学も辞めとるんやろ?」
「それは、あの頃の流行やったんよ」
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