双语阅读:【日本经典小说连载】东京塔(120)
东京塔这部小说从“我”一点点长大,一直写到“我”目送着母亲因病去世,各种生活细节每每令人感同身受,因而赚取了读者大把的眼泪,也当之无愧地成了哭泣小说的首席代表。
Ⅳ(19)
ボクはまだなにもなかった。受験に関しても就職に対しても、将来の目標も夢も。ただ、確実に決めていることは、ひとつだけあった。
「なにをするにしても、決めとることはあるんやけど……」
「おう。なんか?言うてみい」
オトンは身体をボクの方に向けて目を見た。
「東京に行きたい」
それを聞くとオトンは、なぜかニヤニヤしながら、また身体を鉄板の方に戻して、煙草を喫いながら、「東京か……。そりゃあ、いいやないか」と笑った。
店を出た後、クラブを数軒ハイゴした。その店でも隣に座るママやホステスさんに「息子が東京に行きたいって言い出してからねぇ」と誰も聞いてないのに出し抜けに発表していた。あれは、うれしかったのだろうか?おかしかったのだろうか?
最後の店はゲイバーだった。他に客はなく、ボクたちはカウンターに並んで座った。カウンターの中にはドレスを着たオカマのママがものすごいつけ睫毛(まつげ)を付けて立っていた。ボクは、生まれて始めてオカマを見た。
「あら、こちらはなーさんの息子さん?」
「わかるかね?」
「いやーん、わかるわよぉ。そっくりやもん」
とにかく小倉の水商売の人たちは、オトンとボクがそっくりということにしたがる。
「いくつなん?」
「こ、こーさんです」
「まぁ、かわいい盛りやねぇ。もう、あれやろうか?経験とかは、しとるんやろか?」
「えっ……?」
「童貞?」
「……。はい……」
「おまえ、まだ童貞なんか!?」
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