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双语阅读:【日本经典小说连载】东京塔(123)

时间:2012-06-08 14:38:15  来源:可可日语  作者:dodofly

东京塔这部小说从“我”一点点长大,一直写到“我”目送着母亲因病去世,各种生活细节每每令人感同身受,因而赚取了读者大把的眼泪,也当之无愧地成了哭泣小说的首席代表。

Ⅳ(22)

カラオケが「おふくろさん」のイントロを奏で出すと、店内の照明が下がり、ミラーボールが自動的に回り始めた。歌の間、ずっとママカウンターに寄りかかって、さめざめと泣いている。どんな人にもお母さんはいるんだなと、当たり前のことを、歌う横目でママを見ながら思った。
ママは歌を褒めてくれた後、カセットを入れて、店内に音楽を流した。
「ボク、一緒に踊ってくれんね?」とママがカウンターから出て来た。
「え!?踊りですか……?」とボクが一瞬、躊躇すると、オトンが言った。
「踊れるか?お父さんはたいがいどんな遊びもしてきたけんど、踊りだけはせんかった。踊りは踊れた方がええぞ。おまえは早いうちから練習しとけ」。オカマのママとボクは、輝くミラーボールの下で抱き合い踊った。化粧がでろでろになった、体格のいいママの腰に手を回して、少しドキドキした。
「ボクのお父さんは、そりゃいい人よ……」
ママは頬の横でボクにささやいた。
「ムーン・リバー」が店中に流れていた。

帰りのタクシーの中、ボクがおもしろかったと言うと、オトンは煙草を喫いながら窓を少し開け、外の景色に目をやりながら言った。
「色んな奴がおるやろう。色んな国の人もおる。色んな考え方のもんもおるよ。東京に行け。東京に行ったら、もっと色んな人間がおるぞ。それを見て来い」

受験は二ヶ月後に迫っていた。ひとつだけ大学を受験することにしていた。浪人するつもりもなかった。受験勉強を始めて、やればやるほど、その学校に受かりたいという気持ちは強くなるけれど、その正確なところは、早く東京に行きたいということだけだった。
それは中学の時、ここではないどこかに行かなければという気持ちで筑豊を出たように、早く違う世界に、今よりもっと大きな場所にという思いだった。

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