双语阅读:【日本经典小说连载】东京塔(189)
东京塔这部小说从“我”一点点长大,一直写到“我”目送着母亲因病去世,各种生活细节每每令人感同身受,因而赚取了读者大把的眼泪,也当之无愧地成了哭泣小说的首席代表。
「昔はね、ダンスホールっていう所があってからね。そこに踊りに行きよったんよ。踊りを習いよったんよ」
「今で言う、クラブみたいなもんやろ」
「ホステスさんはおらんのよ」
「そのクラブと違うわ」
「そしたら、いつやったかね。見た感じがね、悪そうな男の人がおってから、その人がね、ちょとこっち来なさいて言うて、洗面所に手を引っ張って連れて行かれてね……」
「それ、面白そうな話になってきたね」
「隅の方に行ってから、腕出しなさいって言うてね。ポケットから注射器出してからたい。ヒロポンしよる人やったんよ……」
「ヒロポン!?」
「これ打ったら気持ち良くなって、踊りが上手になるけんち言うてから」
「したんか!?ヒロポン!?」
「前はヒロポンしよる人がようけおったんよ。でも、あたしは怖いでからねぇ、もぅ、なんも言えんごとなってしもうてからたい……」
「したんか!?」
「そしたらよ。洗面所に違う男の人が入って来てから、なにしよるんか!!オマエはー!!ち言うて注射器をパーンと手で弾いてくれてねぇ。その人がおらんかったら危ないところやったんよ。本当怖かった」
「なんや、そのVシネマみたいなオチは?本当はしたんやろ、ヒロポン?」
「しとらんがね。あれはでも、そん時にもし打たれとったら、どうなっとったかわからんばい。恐ろしいねぇ」
「しかし、そんなジャンキーにのこのこついて行くか?普通。えのもと。このオカン、ポンチューやったんと」
「しとらんて言いよるやろ」
「ママはポンチューよ。ドラマ化せんといかんわ」
「あんた、人に言いなさんなよ」
「原稿に書く」
「やめんしゃい」
えのもとは笑いながらオカンの猪口に酒を注いで言った。
「いやー、お母さん。もっと飲んで下さいよー」
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