双语阅读:《哈利波特与魔法石》第16章 穿越活板门2
「ううん。僕たち急いでるんだ。ハグリッド、聞きたいことがあるんだけど。ノーバートを賭けで手に入れた夜のことを覚えているかい。トランプをした相手って、どんな人だった?」
「わからんよ。マントを着たままだったしな」
ハグリッドはこともなげに答えた。
三人が絶句しているのを見て、ハグリッドは眉をちょっと動かしながら言った。
「そんなに珍しいこっちゃない。『ホッグズ?ヘッド』なんてとこにゃ……村のパブだがな、おかしなやつがウヨウヨしてる。もしかしたらドラゴン売人だったかもしれん。そうじゃろ?顔も見んかったよ。フードをすっぽりかぶったままだったし」
ハリーは豆のボウルのそばにへたりこんでしまった。
「ハグリッド。その人とどんな話をしたの?ホグワーツのこと、何か話した?」
「話したかもしれん」
ハグリッドは思い出そうとして顔をしかめた。
「うん……わしが何をしているのかって聞いたんで、森番をしているって言ったな……そしたらどんな動物を飼ってるかって開いてきたんで……それに答えて……それで、ほんとはずーっとドラゴンが欲しかったって言ったな……それから……あんまり覚えとらん。なにせ次々酒をおごってくれるんで……そうさなあ……うん、それからドラゴンの卵を持ってるけどトランプで卵を賭けてもいいってな……でもちゃんと飼えなきやだめだって、どこにでもくれてやるわけにはいかないって……だから言ってやったよ。フラッフィ一に比べりや、ドラゴンなんか楽なもんだって……」
「それで、そ、その人はフラッフィ一に興味あるみたいだった?」
ハリーはなるべく落ち着いた声で聞いた。
「そりゃそうだ……三頭犬なんて、たとえホグワーツだって、そんなに何匹もいねえだろう?だから俺は言ってやったよ。フラッフィーなんか、なだめ方さえ知ってれば、お茶の子さいさいだって。ちょいと音楽を聞かせればすぐねんねしちまうって……」
ハグリッドは突然、しまった大変だという顔をした。
「おまえたちに話しちゃいけなかったんだ!」ハグリッドはあわてて言った。
「忘れてくれ!おーい、みんなどこに行くんだ?」
玄関ホールに着くまで、互いに一言も口をきかなかった。校庭の明るさに比べると、ホールは冷たく、陰気に感じられた。
「ダンブルドアのところに行かなくちゃ」とハリーが言った。
「ハグリッドが怪しいやつに、フラッフィーをどうやって手なずけるか教えてしまった。マントの人物はスネイプかヴォルデモートだったんだ……ハグリッドを酔っぱらわせてしまえば、あとは簡単だったに違いない。ダンブルドアが僕たちの言うことを信じてくれればいいけど。ベインさえ止めなければ、フィレンツェが証言してくれるかもしれない。校長室はどこだろう?」
三人はあたりを見回した。どこかに矢印で校長室と書いてないだろうか。そういえば、ダンブルドアがどこに住んでいるのか聞いたことがないし、誰かが校長室に呼ばれたという詰も聞いたことがない。
「こうなったら僕たちとしては……」
とハリーが言いかけた時、急にホールのむこうから声が響いてきた。
「そこの三人、こんなところで何をしているの?」
山のように本を抱えたマクゴナガル先生だった。
「ダンブルドア先生にお目にかかりたいんです」
ハーマイオニーが勇敢にも(とハリーとロンは思った)そう言った。
「ダンブルドア先生にお目にかかる?」
マクゴナガル先生は、そんなことを望むのはどうも怪しいとでもいうように、おうむ返しに聞いた。
「理由は?」
ハリーはグッとつばを飲みこんだ――さあどうしよう?
「ちょっと秘密なんです」
ハリーはそう言うなり、言わなきゃよかったと思った。マクゴナガル先生の鼻の穴が膨らんだのを見たからだ。
「ダンブルドア先生は十分前にお出かけになりました」
マクゴナガル先生が冷たく言った。
「魔法省から緊急のふくろう便が来て、すぐにロンドンに飛び発たれました」
「先生がいらっしゃらない?この肝心な時に?」ハリーはあわてた。
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