《伯爵与妖精》卷三第七章与大骗子的约定7.1
ケルピーとは、毒消しの血を受け取る代わりに彼のそばにいるという約束をした。それがそのまま結婚の約束ではなかったけれど、このままずっとそばにいるのに、結婚を拒む意味はない、だから、月の約束を取り消してほしいと彼は言う。
莉迪雅与格鲁比立下约定,只要得到解毒的血就愿意陪伴他,虽然她并非答应与他结婚,但是这般与他长相厮守倒也不算拒绝了求婚,因此格鲁比才希望能取消月之誓约。
「……スコットランドへ着いてからにしましょう。今は疲れてるの」
「......回到苏格兰之后再说吧,我现在有点累了。」
「そうか。ま、おまえにとっては、人間界と決別するには気持ちの整理も簡単じゃないだろうからな」
「是哦,也是啦,对你来说,要调整离开人类世界的心情也没那么简单吧。」
けっして、うわべを取り繕(つくろ)った言葉ではない。ケルピーにはそんな裏も小細工もない。これがそのままの彼の性格なのだから、リディアは、彼との生活を割り切ってしまえば平穏(へいおん)に暮らせるだろう。
这绝非装模作样的场面话,格鲁比既不会耍心机也不会巧于算计,因为这是他的本性,所以莉迪雅如果能与他相随,应该可以平稳地过日子吧。
ふと顔をあげると、ケルピーがじっとこちらを見ている。
她突然抬起头来,格鲁比正盯着她瞧。
悪いやつではない、とはいえアンシーリーコートだ。人を喰(く)う妖精だ。エドガーに見られているような艶(つや)っぽいものではなく、ちょっとかじってみたいと思われているような妙な感覚に包まれる。
虽然说他本性不坏,却是个会吃人的邪恶妖精,莉迪雅沉浸在奇妙的气氛当中,不同于爱德格煽情的目光,格鲁比看她的眼神仿佛想尝她一口。
と、いきなり肩をつかまれ、リディアは草の上に押し倒された。
她的肩膀突然被抓住、扑倒在草堆上。
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