《伯爵与妖精》卷三第七章与大骗子的约定7.1
うそつきと約束
第七章 与大骗子的约定
夏至(げし)の夜を思わせる薄藍(うすあい)色の空に、白っぽい月がかかっている。川面(かわも)を渡る風が、森の木の葉をゆらしながら、ゆっくりと流れている。
宛如夏至夜晚的淡蓝色天空高挂着皎洁的月亮,拂过河面的微风一面吹拂森林树木的枝叶、一面和缓地流动。
妖精界は、暑くも寒くもなく、そして静かだ。
妖精界的天气不冷也不热,而且十分宁静。
月を見あげながらリディアは、今ごろ父さまはどうしているだろうと考えた。エドガーは、リディアがもう伯爵(はくしゃく)家のために働くことはできないと聞かされただろうか。
仰望明月的莉迪雅正在猜测父亲的现况,而爱德格应该已经得知她不能再为伯爵家效力的消息了吧。
妖精界と人間界とは時間の流れが違うから、リディアにしてみればまだ夜も明けていないのだが、きっと向こうではもっと時間が経っているのだろう。
妖精界与人间界在时间上的算法不同,虽然莉迪雅来到此地还不满一晚,但是人类的世界一定已经过了好几天。
空腹を感じ、リディアはひざの上の果実に目を落とした。
莉迪雅的肚子饿了,她看着膝上的果实。
妖精界の果実は、よく熟(う)れていてあまい香りを漂わせている。もしもひとくちかじってみれば、これまでに味わったことがないほど美味なのだろう。
妖精界的果实散发出熟透的甜味,如果试着咬一口,应该会是从未尝过的美味吧。
でも、妖精の食べ物を口にしたら、二度と人界へ戻れなくなる。
但是一旦吃了妖精界的食物,就再也无法回到人间了。
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