双语阅读:【日本经典小说连载】东京塔(45)
东京塔这部小说从“我”一点点长大,一直写到“我”目送着母亲因病去世,各种生活细节每每令人感同身受,因而赚取了读者大把的眼泪,也当之无愧地成了哭泣小说的首席代表。
Ⅱ(20)
しかし、そこまで苦労して出来たぬか漬けは本当に旨い。一度、ぬかから上げるとすぐに変色して水分が出るので、そうならないよう、適確な時間に漬けて、上げたら、すぐに食えと言った。
時々、野菜の質などによって予測できずに漬かり過ぎてしまうことがあるらしい。漬かり過ぎたぬか漬けは酸味が強過ぎていただけない。たまに失敗して上がってくれる胡瓜なんかを切って出してはみたものの、「ちょっと漬かり過ぎたねぇ、食べなさんな。食べんでよか」と職人の渋い表情で漬かり過ぎた胡瓜を見つめ、ボクに食べさせずに全部自分で食べたりしていた。
そんなぬか漬けがあるものだから、どれだけたくさんおかずが並んでいても、漬物は我が家で大変な御馳走だった。ボクはそれを食べるのが楽しみで、それのために起きたりしていたから、突然、人の家では早めに食うなと言われて戸惑った。
「うちではいいけど。よそではいけん」
「きゅうりのキューちゃんやったんよ」
「なおのこといけん」
ある程度大きくなって、人の家に呼ばれる時は、オカンに恥をかかせないようにと、ちゃんとした箸の持ち方を真似てみたりするのだが、オカンはあまりそういう世間体は気にしないようだった。自分が恥をかくのはいいが、他人に恥をかかせてはいけないという躾だった。
たまにボクの箸の持ち方を見て「行儀が悪い」と言いたがる女がいる。また、そういう女に限って、温かい料理が運ばれて来てもなかなか手を付けず、ベラベラ喋って、食べてない料理の上に煙草の煙の灰を落としたりする下衆が多い。
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