双语阅读:【日本经典小说连载】东京塔(48)
东京塔这部小说从“我”一点点长大,一直写到“我”目送着母亲因病去世,各种生活细节每每令人感同身受,因而赚取了读者大把的眼泪,也当之无愧地成了哭泣小说的首席代表。
Ⅱ(23)
でも、別府君も走るのが速く、地区対抗リレーやクラス対抗リレーではいつもボクと別府君は一緒に選手に選ばれた。
通知表の通信欄には、どの担任もおおむね似たようなことを書いていた。
"いつもクラスのみんなを笑わせています。でも、連絡帳や宿題の忘れ物も多いようです。算数にもう少し力を入れて……”。
通知表の成績について、オカンはあまり意見を言わなかった。いつも「へぇー」とか「なんね、この点は」とか言って、笑いながら眺めていた。
成績よりも、通信欄を読んでオカンはどう思っていただろうか?そこに表現してある息子の姿が額に浮かんでいたのだろうか。
ボクは完全に外弁慶だった。家の外では調子に乗って大騒ぎしているくせに、オカンの前では、おとなしい子供を演じていた。どちらが自分の本来の姿なのかはわからないけれど、オカンの前ではおとなしく、いい子でなければいけない。大人にならず、子供のままで居るべきなのだと、なぞか、そんな風に考えていた。自分が成長するとオカンが悲しむのだと思っていた。
アニメソング以外で初めて買ってもらったレコードはダウン・タウン・ブギウギ・バンドの「港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ」だった。それまでは「仮面ライダー」や「アパッチ野球軍」のような子供向けテレビ番組主題のレコードばかり聴いていたのだけど、子供心にもなぜかた「港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ」はビビッと来たらしく、猛烈にそのレコードが欲しくなった。小遣いは月にはいくらというのではなく一日二十円を基本として、多い時は五十円。欲しいものがあれば発表して買ってもらうシステムなのであり、どう逆立ちしても五百円のレコードをこっそり買うあてはなかった。
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